FIAは、今週末のF1イギリスGPではDRSゾーンを1箇所だけにすることを決定した。F1カナダGPとF1ヨーロッパGPでは、試験的にDRSゾーンが2箇所に設置されており、FIAは今後も複数のDRSゾーンの設置を設置していくとしていた。以前、FIAのレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは、イギリスGPにむけてウェリントン・ストレートと旧ホームストレートに2つ目のDRSゾーンの設置を検討していると述べていた。
だが、FIAはターン3直前の25メートルの位置に検知ゾーンを設置し、ターン4後の45メートルの位置からDRSゾーンがスタートすることを発表した。また、チャリー・ホワイティングは、今年シルバーストンで新しいピット施設が使用されるため、トラックに留まるよりもピットに入るためにスタートフィニッシュを横切る場合の方が速くなる可能性があるため、ピットレーン入り口を慎重に調査していると述べた。「新しいピットは最大の違いであり、入り口と出口は新しいチャレンジをもたらす」とチャーリー・ホワイティングは述べた。「サーキットに留まるよりも、エントリーの方が短いので、ドライバーがピットでこれからの変更からアドバンテージを得ないようにしなければならない」