ブリヂストンが、F1ブラジルGPへの展望を語った。2010年F1世界選手権第18戦ブラジルGPが、11月5日〜7日にサンパウロで開催される。シーズン終了まで残すところ2戦となるブラジルGPで、ミディアム、スーパーソフト両コンパウンドを使用する。大きな関心を集めているワールドチャンピオン争いの決着が間近に迫る中、ドライバーたちは反時計回りに進行するチャレンジングなインテルラゴス・サーキットのコース上でブリヂストンタイヤの力を引き出すために妙技を競い合うだろう。
安川ひろし (ブリヂストンモータースポーツ推進室長)「ブラジルは素晴らしい国であり、南アメリカは大きく成長を続ける重要なマーケットですから、我々がブラジルGPで強い存在感を示せることをうれしく思います。ブラジルには私たちの生産工場があり、そこで働く全てのスタッフから強力なサポートが得られることに感謝しています。私たちは長年にわたり数多くのブラジル人ドライバーと一緒に仕事をしてきて、いつも彼らから有効なフィードバックと評価を受けてきました。この素晴らしいイベントで熱心なファンの方々にお会いできることを楽しみにしています」浜島裕英 (ブリヂストンMS・MCタイヤ開発本部フェロー)「インテルラゴスは素晴らしく、チャレンジングなサーキットです。今年レースを開催するサーキットの中でも全長が2番目に短いものの、印象的なストレートと多くのエキサイティングなコーナーを擁するコースです。中低速コーナーが主体のため、メカニカルグリップとリアの安定性が大切です。そのときに応じて非常に暑かったり、大雨が降ったりと気象条件の変動が大きいので、しばしば天候が大きな要因になります。最高のパフォーマンスを引き出すためには、上り坂のセクションとスタート・フィニッシュ・セクションに続く連続するコーナーでクルマのバランスが良いことが必要で、これは多くの点でオーバルコースを思い起こさせます。減速して入っていく第1コーナーがオーバーテイク・ポイントですが、タイヤにフラットスポットを発生させる危険性もあるので、ドライバーは注意が必要です。ブリヂストンにとってF1最後のレースとなる2戦では、何よりも大切な高い安全性を備え、同時に力強いパフォーマンスを発揮するタイヤと、各チームにタイヤを最大限に活用する方法を提案するブリヂストンエンジニアたちの素晴らしい仕事もお見せできるでしょう」
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