ブリヂストンは、2010年F1の第4戦中国GPから第7戦トルコGPまでのタイヤ配分を発表した。中国GP、スペインGP、トルコGPには、ソフトとハードのタイヤコンパウンドが持ち込まれる。モナコGPは、昨年までその特殊なコース特性を考慮して、スーパーソフトとソフトという隣り合う2つのコンパウンドが持ち込まれていた。
しかし、今年は他のサーキット同様の配分となりスーパーソフトとミディアムが持ち込まれる。浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェロー)「実際にレースサーキットを走行する3日間の正確な気象条件を事前に知ることができないため、グランプリで使用するタイヤを決定するにあたり、常に難しい判断が必要になります。バーレーンのタイヤパフォーマンスは良好でしたが、私たちは引き続き注意を怠らず、安全性を最優先に取り組んでいくつもりです。上海とバルセロナはいずれも過酷なサーキットです。またこれまでの経験からイスタンブールも非常に厳しいコースです。このような理由から私たちは隣り合わない組み合わせを維持しながらも、最も硬いドライ用コンパウンドを用意する予定です。モナコでは昨年最も柔らかいコンパウンド2種類を組み合わせていましたが、今年は隣り合わないタイヤアロケーションを実施する予定です。現行ルールでは車体重量が重くなり、1スティントの走行距離が長くなるため、モナコ用にも一段階ハード側のプライムコンパウンドを使用します。このアロケーションによって、モナコGPでもプライムタイヤとオプションタイヤの間に、適度な興味深い差が見られると考えています」2010年 F1 タイヤコンパウンド第1戦 バーレーンGP スーパーソフト&ミディアム第2戦 オーストラリアGP ソフト&ハード第3戦 マレーシアGP ソフト&ハード第4戦 中国GP ソフト&ハード第5戦 スペインGP ソフト&ハード第6戦 モナコGP スーパーソフト&ミディアム第7戦 トルコGP ソフト&ハード
全文を読む