ブリヂストンが、2009年F1ヨーロッパGPの予選を振り返った。バレンシアで開催されたヨーロッパGP予選は、ブリヂストンのスーパーソフト・タイヤを装着して1分39秒498を記録したボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。今日は路面温度が45度まで上昇したが、ブリヂストンのソフト及びスーパーソフト・タイヤは素晴らしい性能を発揮した。路面コンディションが向上すると共に、タイヤのパフォーマンスも向上し、タイムは伸び続けた。
午前中のプラクティス・セッションでは、フォース・インディアのエイドリアン・スーティルがスーパーソフト・タイヤで1分39秒143の最速ラップタイムを記録した。このセッションは、ベッテルのクルマから路面に流れ出た液体の清掃作業の為、25分間走行が中断された。浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長)今日の走行のポイントを教えて下さい。「午前のプラクティス・セッションは30分近く走行が中断されましたが、今日は路面コンディションが昨日よりもさらに向上しました。路面コンディションが良くなると共に、2種類のタイヤのパフォーマンスも大きく向上しましたので、明日は自信を持ってレースに臨むことができます。KERS搭載車がポールポジションというのも興味深いです。KERSを搭載していないクルマがスタートでトップに躍り出る事は難しいのではないでしょうか」明日のレースではどのようなタイヤ戦略が考えられますか?「スーパーソフト・タイヤは約0.3から0.4秒、ソフトタイヤよりも速いですが、ここで見られる横方向のグレーニングの影響を受けやすいです。しかし、今日は路面コンディションが向上したため、昨日よりもスーパーソフトがレースに向いていると思われます。ですから、明日、どのような戦略が実際に使われるのかが興味深い点です。今日のGP2シリーズのレースの戦略も分析し、参考にしたいと思います。今日の空模様を見る限りでは、明日のレースでインターミディエイト及びウェット・タイヤを使う必用はないと思います」結果&タイム:F1ヨーロッパGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション
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