トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、自分がF1グリッドに相応しいドライバーであることを示す決意で今週末のF1オーストラリアGPに向かう。かつてレッドブルのジュニアプログラムを外された経験のあるブレンドン・ハートレーだが、そこから這い上がり、ル・マン制覇、WECで2度のチャンピオンに輝くなど実績を残して昨年末にトロロッソでF1グリッドに復帰。今年はトロロッソ・ホンダでF1フル参戦を果たす。1
「F1ドライバーになることは夢だった。でも、今は自分がここに相応しいドライバーであることを証明したいと思っている」とブレンドン・ハートレーはコメント。「さらなるハードワークと献身、周りの人たちからのサポートが必要になってくるだろう」28歳のブレンドン・ハートレーは、スーパーフォーミュラに参戦するピエール・ガスリーの代役として昨年のF1アメリカGPでトロロッソから参戦。当初は1戦限りの参戦だとおもわれていたが、残りのレースでもトロロッソでレースを続け、その一方でWECへの参戦も続けた。「準備する時間はほぼなかったし、全てがあっという間に起こった。その一方で僕は人生を通してそのために準備をしてきたようにも感じていた」とブレンドン・ハートレーは振り返る。「2017年シーズンの最後の2ヵ月間で世界を何周したかはわからないけど、タイムゾーンを超えていたし、2日間飛行機に乗っていた。疲れはあったけど、同時にそれについて不満を言うつもりはかった。シンプルにそれを続けて、考え過ぎずに、楽しもうと決めたんだ」2018年、ブレンドン・ハートレーは、ピエール・ガスリーとともにトロロッソ・ホンダのレースドライバーを務める。一方でダニール・クブアトはレースシートを失い、レッドブル・ファミリーから去った。「僕には夢の仕事がある。それには多くのプレッシャーが伴うけど、ここでの時間を楽しめるように本当に意識して努力してきた」「いなくなった人もいるし、トロロッソの前任者のことを考えている人もいるかもしれない。彼ら全員がプレッシャーを感じていたし、やっていることを楽しむ時間はなかった」プレンドン・ハートレーは、ポルシェとル・マン24時間レースを制したことが、自分がF1deそのようなプレッシャーに悩まされることがないことを示したと考えている。「ポルシェを代表してル・マンに参戦するのは大きなプレッシャーだった。その経験が僕をうまく準備させてくれたと思う」とブレンドン・ハートレーは語る。「最高のドライバー、エンジニアと一緒に仕事ができた僕は幸運だった」ブレンドン・ハートレーは、F1フル参戦にむけてフィットネスの向上に焦点を当ててきたと語る。「これまでよりも身体は作れていると思う。でも、現在のF1カーは身体に厳しい要求を課すという事実は隠すことはできない」「シンガポールの湿気の高いストリートは最大の試練になるだろう。レースに向かうまでに暑さに対するトレーニングを積むことが重要になるだろう」ブレンドン・ハートレーは、新たにホンダのF1パワーユニットを獲得したトロロッソは、2018年に多くのトップ10フィニッシュを目標にしていると語る。「チームスポーツだし、正確な目標は数値にするのは難しい。でも、目標は一貫してポイントを獲得することだ」