ブラジルでのスリリングなレースは、マクラーレンのランド・ノリスが今季7勝目を挙げ、タイトル争いでリードを広げる結果となった。メルセデスのキミ・アントネッリはキャリア最高位となる2位、そしてマックス・フェルスタッペンはピットレーンスタートから驚異的な追い上げを見せ、最終的に表彰台を獲得した。これだけでも十分な数字だが、サンパウロGPではさらに興味深いデータが生まれている。
■ ノリスにとって、これは2戦連続でポールポジションからの決勝優勝となった。■ ノリスはこれでチームメイトのオスカー・ピアストリと並び、今季7勝目を達成した。■ ノリスの勝利は、マクラーレンCEOザク・ブラウンの54歳の誕生日週末に達成されたものだった。■ ノリスの優勝は、マクラーレンにとって2012年のジェンソン・バトン以来となるインテルラゴスでの勝利。■ 今季のグランプリではこれで7戦連続してポールポジションから優勝者が誕生しており、1976年の記録(8戦連続)にあと一歩と迫った。■ メルセデスのキミ・アントネッリはキャリア最高位となる2位フィニッシュ。■ レッドブルのマックス・フェルスタッペンの3位は、ピットレーンスタートから表彰台に上った史上8人目の記録で、最後の例は2014年ハンガリーGPのルイス・ハミルトン以来となった。■ メルセデスのジョージ・ラッセルは4位で、2戦連続でチームメイトのアントネッリに敗れた(今季それ以前の全グランプリではラッセルが上回っていた)。■ ピアストリは5位で、5戦連続で表彰台を逃した。■ ドライバーズ選手権では、ピアストリがノリスに24ポイント差をつけられ、今季最大のポイント差となった。■ ハースのオリバー・ベアマンはP6でフィニッシュし、メキシコシティとサンパウロで2戦連続のトップ6入り。■ ハースはこれでチーム選手権7位のアストンマーティンとの差をわずか2ポイントに縮めた。■ P6はハースにとってインテルラゴスでの史上最高位フィニッシュとなる。■ レーシングブルズのリアム・ローソンはP7で、今季6回目のポイント獲得。■ ローソンは最後の52周をミディアムタイヤで走り切った。■ チームメイトのアイザック・ハジャーがP8でフィニッシュし、レーシングブルズはチーム選手権6位でアストンマーティンに10ポイント差をつけた。■ キック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグはP9で、チームは今季10回目のグランプリポイントを獲得。■ ヒュルケンベルグにとっては、2017年以来となるインテルラゴスでの自己最高位フィニッシュ。■ アルピーヌのピエール・ガスリーはP10で、スプリントと決勝の両方でポイントを獲得。チームは依然としてコンストラクターズ最下位に位置している。■ フェラーリのルイス・ハミルトンはリタイア。インテルラゴスでのリタイアは2012年(マクラーレン最後のレース)以来初めてとなった。■ チームメイトのシャルル・ルクレールもリタイアし、直近7戦で2度目のDNF(もう一度はオランダGP)。■ フェラーリは今季3度目のノーポイントとなり、これは2020年以来の多さ。■ キック・ザウバーのガブリエル・ボルトレトは母国イベントとなったスプリントと決勝の両方でクラッシュ。■ これがボルトレトにとって、シルバーストン以来のグランプリ初リタイアとなった。
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