マクラーレンのランド・ノリスが、波乱に満ちた予選で最速タイムを記録し、F1サンパウロGP決勝でポールポジションからスタートする。レッドブルのマックス・フェルスタッペンがまさかのQ1敗退を喫したセッションとなった。スプリントでのクラッシュから立て直したオスカー・ピアストリが、Q3の最初の走行で暫定トップに立ったが、最終アタックでノリスがさらに上回る1分09秒511を叩き出し、トップの座を奪取した。
金曜のスプリント予選と同様に、メルセデスのキミ・アントネッリが最も近いライバルとなり、ノリスから0.174秒差の2番手に食い込んだ。フェラーリのシャルル・ルクレールは堅実な走りで3番手を確保した。ピアストリは4番手に留まり、一方でレーシングブルズ勢にとっては明るい一日となった。アイザック・ハジャーが5番手、リアム・ローソンが7番手に入り、両者の間にメルセデスのジョージ・ラッセルが6番手で割って入った。ハースのオリバー・ベアマン、アルピーヌのピエール・ガスリー、そしてキック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグがトップ10を締めくくった。中団勢とQ2脱落組前日のスプリント予選でSQ2敗退を喫したルイス・ハミルトンは、今回もQ3進出を逃した。フェラーリドライバーのハミルトンはタイムを更新できず、13番手に終わった。アストンマーティンのフェルナンド・アロンソとウィリアムズのアレクサンダー・アルボンがそれぞれ11番手と12番手に入り、チームメイトのランス・ストロールとカルロス・サインツが14番手と15番手で続いた。Q1で波乱、フェルスタッペンがまさかの敗退最大のニュースはQ1での波乱だった。レッドブルのマックス・フェルスタッペンがグリップ不足に苦しみ、まさかの16番手でセッションを終えた。チームメイトの角田裕毅も19番手で早々に敗退している。ハースのエステバン・オコンとアルピーヌのフランコ・コラピントがその間の17番手と18番手につけた。また、キック・ザウバーはスプリントでクラッシュしたガブリエル・ボルトレトのマシンを修復できず、Q1を走ることができなかったため、20番手に留まった。F1 サンパウロGP 予選 結果・ラップタイム1.ランド・ノリス(マクラーレン) - 1分09秒5112.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) - 1分09秒6853.シャルル・ルクレール(フェラーリ) - 1分09秒8054.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) - 1分09秒8865.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) - 1分09秒9316.ジョージ・ラッセル(メルセデス) - 1分09秒9427.リアム・ローソン(レーシングブルズ) - 1分09秒9628.オリバー・ベアマン(ハース) - 1分09秒9779.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) - 1分10秒00210.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー) - 1分10秒03911.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)12.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)13.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)14.ランス・ストロール(アストンマーティン)15.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)16.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)17.エステバン・オコン(ハース)18.フランコ・コラピント(アルピーヌ)19.角田裕毅(レッドブル)20.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)