デイル・コイン・レーシングは、セバスチャン・ブルデーが、今週末のインディカー・シリーズ第15戦マディソンでレース復帰し、チームの18号車を走らせることを発表した。セバスチャン・ブルデーは、インディ500予選1日目の3周目にターン2でコントロールを乱してバリアに高速でクラッシュ。骨盤や腰の右側など複数箇所を骨折していたが、14週間でレースに復帰することになった。
事故以来、セバスチャン・ブルデーは驚異的な回復を見せており、7月31日にはミッド・オハイオでテストを実施。8月にインディカーのメディカルドクターから復帰へのゴーサインを与えられていた。セバスチャン・ブルデーは、今週末ゲートウェイ・モータースポーツ・パークで開催される第15戦の金曜日のプラクティスからマシンを走らせる。「今週末と残りのシーズンでクルマに戻ることに僕がどれくらい興奮しているか想像もつかないだろう」とセバスチャン・ブルデーはコメント。「14週間経っているし、ここにたどり着くために本当に頑張ってきた」「クラッシュした後、ソノマ(最終戦:9月17日)に復帰することを1つの目標として念頭に置いてきたけど、残り3戦で戻ってくることができた。ちょっと信じられないけど、今週末ゲートウェイの新しい路面を試すのが待ち切れないよ!」セバスチャン・ブルデーの復帰により、ここまで代役を務めてきたエステバン・グティエレスは、予定通りにシートを明け渡すことになった。7戦を戦ったグティエレスはアイオワでの13位がベストリザルトとなった。「ストリートサーキット、ロードコース、特にオーバルでペライゾン・インディカー・シリーズでレースをすることは、僕にとって非常に興味深い数カ月間だった」とエステバン・グティエレスはコメント。「来年のフルタイムのプログラムを考慮して、このような経験を積む機会を与えてくれたチームとデイル・コインに感謝したい。僕のゴールは新車が導入される2018年に備えて出来るだけ多くのことを学ぶことだった。チームとのこの経験は来年に成果を挙げるだろう」チームオーナーのデイル・コインは「セバスチャンが戻ってくるのはとても嬉しいことだ」とコメント。「だが、この数カ月間、素晴らしい仕事をしてくれたエステバンに感謝したい。インディカーを運転したことがなかった彼にとっては簡単ではなかったが、彼は素晴らしい仕事をしてくれた。オーバルでは特にね。7月のアイオワまでにオーバルトラックを走ったことのないにもかかわらず、彼は私を含めた多くの人に感銘を与えた。将来、彼と再び仕事ができることを願っている」