キャデラックにはF1初年度を支えるためにベテランドライバー2人を獲得できるほどの「山ほどの資金がある」と、バルテリ・ボッタスは伝えられている。ボッタスはキャデラックが設ける空席の有力候補と見られており、今週初めにはSNSへの投稿でこの噂を軽く茶化すような一幕もあった。ポッドキャスト番組「Red Flag」に出演したバルテリ・ボッタスは、アメリカの新チームとの交渉が進行中であることを認めている。
「正直に言って、キャデラックで走ることになるかはまだ分からない」とボッタスは語った。「もちろん話はしている。あっちはいろんなドライバーと話していると思うよ」「僕にとってはすごく興味深い選択肢だし、まあそのうち分かるだろうね」元フォース・インディアおよびレッドブルF1のドライバーであるセルジオ・ペレスも、キャデラックのシート候補として名前が挙がっている。ただしペレスとボッタスの両者とも、若手ドライバーと比べるとかなり高額の報酬を要求すると見られている。しかし、かつてハースF1のチーム代表を務めたギュンター・シュタイナーは、金銭面がキャデラックにとっての問題になるとは考えていない。「僕がチーム代表だったら、チェコ(ペレス)と君(ボッタス)を選ぶね」とシュタイナーは語った。「でも同時にこうも言わなきゃならない。僕にはチェコと君を雇えるだけの余裕はなかった。君らはいつも高すぎたからね」「でもキャデラックは“山ほど金を持ってる”から、確実に君らを雇えるだろう!」それを受けてボッタスもこう応じた。「理屈の上では、資金はあるはずだよ。どうなるか見てみよう」