BMWは、2008年F1第2戦 マレーシアGP決勝レースで、ロバート・クビサが2位表彰台を獲得。ニック・ハイドフェルドも6位に入り、チームで11ポイントを獲得した。BMWが2戦連続で表彰台を獲得した。今回ポディウムに上ったのはロバート・クビサ。彼にとって2006年のモンツァ以来の表彰台であり、2位は彼のF1での最高順位でもある。ニック・ハイドフェルドは、スタート後の1コーナーの混戦で順位を落としたが、力強いペースをみせ、6位でフィニッシュ。ハイドフェルドは、この日のファストテストタイムを記録した。
ロバート・クビサ (2位)「2戦連続の表彰台は、チームにとって、ペトロナスのとって、そして僕にとって素晴らしい一日だった。僕にとって、2006年のモンツァ以来の表彰台となる。マシンを改善するためにここ2ヶ月にわたって、非常に懸命に働いてくれたチームのみんなに感謝した。たくさんのホイールスピンをしてしまい、スタートは良くなかった。ニックとヤルノ・トゥルーリとの戦いとなった。僕は汚れている側のラインにいて、ほとんどのクルマに抜かれた。しかし、なんとかコーナーを切り抜け、彼らをオーバーテイクした。この瞬間から、僕は自分のペースでドライブした。フェラーリは速すぎたが、後ろのクルマとのギャップは広げることができた。2回目のピットストップのあと、エンジンを労わるために回転するを下げ、気楽になった。週末はあまり調子がよくなかったし、マシンの中はとても暑かった。だから最後の10周はとてもキツかった。でも、素晴らしい結果のおかげですべては帳消しになったよ」ニック・ハイドフェルド (6位)「今日のレースに関しては複雑な気持ちだ。もちろんF1で初めてファステストラップを記録したことには満足しているし、11ポイントはチームにとってこれまでで最高の結果だ。マシンのペースと本当に、本当に良かった。マクラーレンと同じレベルだった。全ては非常にポジティブだし、6位で終わったことだけが残念だ。スタートはとても良かったし、1コーナーで外側からオーバーテイクを試みた。ロバートが内側にいて、ヤルノが僕たちの間にいた。僕はちょっとラインをはずした。それは挑戦だったが、うまくはいかなかった」マリオ・タイセン「今回もチームはパフォーマンスは素晴らしかった。ロバートはスタートのあと、フェラーリの後ろにつけた。彼は非常に力強くレースをし、2位表彰台だけでなく、彼のF1での最高の結果を勝ち取った。ニックは1コーナーで運がなく、いくつかのポイントを失った。彼がなんとか6位でフィニッシュし、ファステストラップを記録したことは成功だと思う。もちろん、2レースで2度の表彰台というシーズンのはじまりには満足している。19ポイントは素晴らしいし、1レースで11ポイントを獲得したのは新記録だ。すべてがとてもポジティブだし、次のレースのためのよいベースとなった」ウィリー・ランプ テクニカル・ディレクター「2戦連続の表彰台、ニックのおかげでファステストラップ、11ポイント。このような今シーズンのスタートにとても満足している。我々にとって素晴らしいレースだった。今日ロバートより速かったのはフェラーリだけだし、特に嬉しいのは、オーストラリアで不運に見舞われていた後に、すべてうまくいったことだ。ロバートがスタートで良い位置を得た一方で、残念ながらニックはいくつか順位を下げた。終盤に彼はなんとか取り戻し、一度に2台のクルマを捕らえ、とても素晴らしいオーバーテイクを見せた。2台ともテクニカルトラブルはなく、パフォーマンスは再びとても力強かった。これからモチベーションを高く持って、ヒンウィルとミュンヘンに戻る。今後のレースが楽しみだ」
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