BMWザウバーは、F1ヨーロッパGPからF1.09にシャークフィンを搭載してきた。昨年ブームとなったシャークフィンだが、今シーズンは、レッドブル勢、ルノー、トヨタと採用するチームは少ない。BMWザウバーは、昨年シャークフィンを採用しなかったが、シーズン後半に突入するこの時期になって初めてシャークフィンをマシンに搭載してきた。
今シーズンは、マルチディフューザー問題が示したようにリアの空力が重要視されている。BMWザウバーは、KERSを捨て、トルコGPでダブルディフューザーを投入。さらにスペインGPでBスペックマシンともいえる大幅なアップグレードを施している。シャークフィンは、主にリアスタビリティ向上に効果があるパーツ。KERSを外すなどの軽量化によりフロント傾向が強くなったマシンの挙動を安定させることが目的と思われる。
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