BMWザウバーは、ロバート・クビサが2位、ニック・ハイドフェルドは10位だった。5番グリッドからスタートしたロバート・クビサは、オープニングラップの1コーナーでの混乱をうまく避け、トップに躍り出る。しかし、1回目のピットストップでフェルナンド・アロンソに先行を許し、2位へ後退。その後はグレーニングに苦しみながらもポジションを守り、見事に2位表彰台を獲得した。
16番手からスタートしたニック・ハイドフェルドは、1ストップ戦略を選択し、重いクルマで懸命な走りをみせ、10位でフィニッシュした。*レース後、6位のセバスチャン・ブルデーに25秒加算ペナルティが科せられたとこにより、ハイドフェルドは9位に昇格した。ロバート・クビサ (2位)「スタートは良かったけど、クラッチが少し滑ってしまい、ヤルノがストレートで僕をパスしていった。そのあとインサイドラインをとることに決めて、とても遅くブレーキした。実際あまりに遅く、フロントホイールをロックさせてしまった。でも、それからみんなが膨らんで、僕は多少なりともラインをキープすることができ、そのあとの2コーナーでトップに出ることができた。そのあと、引き離そうとしたけど、できなかった。僕のタイヤはグレーニングが発生し、特に最終セクターで多くのタイムを失った。出来る限りプッシュしたけど、ピットストップのあとにフェルナンド・アロンソが僕の前に出て、彼のペースに付いていくことができなかった。最終スティントの始め、タイヤのグレーニングが激しく、僕のラップタイムは遅かった。だから、キミ・ライコネンから強いプレッシャーを受けたし、僕たちは素晴らしい戦いをした。ある時点で、彼は2コーナーで僕の横に並んだけど、僕は内側にいて、後退せずに彼を後ろ留めることができた。数ラップ後、グレーニングが治まって、通常のペースで走ることができた。簡単ではないときだったが、チーム全体にとって素晴らしい結果だ。僕たちは最近少し苦戦しているし、いくつかのチームからプレッシャーを受けている。だから今回の2位は、僕たちの士気を本当に高めてくれる。今、僕たちは何も失うものがないし、全てが可能だ」ニック・ハイドフェルド (10位)「僕の前のウィリアムズのクルマと比べて、スタートはOKだったけど、後ろのホンダはもっと良いスタートを切った。最初のコーナーは酷いトラフィックだったけど、運よく混乱を避けることができた。僕にとって、レースの最高の習慣は、4周目に同時に2台のクルマをオーバーテイクできたときだ。僕は1ストップ戦略だったし、同じような1ストッパーの中で最後から2番目にピットに入った。重いクルマのハンドリングは簡単ではなかった。今は来週の上海でのレースを楽しみにしている。そこでは予選をもっとうまくやらなければならないね」