2025年F1 ベルギーGPのスプリント予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。7月25日(金)にスパ・グランコルシャンで2025年のF1世界選手権 第13戦 ベルギーグランプリのスプリント予選が行われた。2025年F1ベルギーGPスプリント予選は、マクラーレンのオスカー・ピアストリが他を圧倒する走りでポールポジションを獲得。マックス・フェルスタッペンはマクラーレン勢に割って入り2番手につけ、3番手にはランド・ノリスが続いた。マクラーレンが今週末の本命であることを改めて示す結果となった。
その後方にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)と、アップデートの効果を活かしたハース勢が連なり、ウィリアムズのカルロス・サインツJr.も6番手と健闘。アルピーヌのピエール・ガスリー、レーシングブルズのアイザック・ハジャー、そしてザウバーのガブリエル・ボルトレトがそれぞれSQ3に進出し、明日のスプリントでポイント争いに挑む。1番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「この結果には本当に満足している。今日は一日を通してクルマのペースが良くて、スプリント予選にも自信を持って臨めた。SQ2ではちょっとヒヤッとした場面もあったけど、必要な時にすべてをまとめて、すごく満足できるラップを決められた。明日のスプリントで何ができるかを見て、グランプリ予選に向けて気持ちを切り替えていきたい」2番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「今日のスプリント予選で2番手、2台のマクラーレンに割って入る形になったのは、僕たちにとって本当に良い結果だったと思う。クルマのパフォーマンスは最大限に引き出せたし、走っていて楽しかった。ラップ自体も良かったけど、FP1からずっとギャップが大きかったから、それは驚きではなかった。今は自分たちに集中して、クルマのバランスを整えて速くなることが重要だ。アップグレードについては、スプリント週末だと影響を正確に評価するのが難しいけど、改善を続けてパフォーマンスを引き出そうとしている。他のチームも同じように取り組んでいるし、そういうものだ」3番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「明日のスプリントに向けて良いスタート位置は確保できたけど、もちろんもう少し上に行きたかったという気持ちはある。今夜いくつか取り組むべき点はあるけど、まだ金曜日だしね。明日のスプリント、そして夕方の予選で最大限を引き出せるよう準備していく」4番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「今日の感触は複雑だ。一方で、マシンの感触が良く、アップグレードで目指していたステップが実現できたから満足している。でも、ポールポジションとは7テンチの差があって、マクラーレンはこのサーキットで普段以上に速く見える。スプリントは4番手スタートだし、今日はこれ以上は難しかった」5番手:エステバン・オコン(ハース)「すごく楽しかったし、本当に嬉しい。チームのみんなにおめでとうを言いたい。シルバーストンではマシンがすごく扱いづらくて、何が悪かったのかをこの2週間で分析してきた。今日はマシンを大きく改善できたし、すごく良いフィーリングだった。2台ともSQ3に進出できたのは今季初だし、これはスプリント予選なので慎重さは必要だけど、明日も再現したい」6番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)「6番手という結果には満足している。FP1の半分を逃したあとに、チームと僕自身で大きく立て直せたのは良かった。スプリント予選ではしっかり周回を重ねられたし、マシンにはアップデートも入っているから、それを理解してセットアップをさらに最適化していく必要がある。計画通りにいけば、僕たちはもっと速さを出せるはずだ。明日もさらに良くしていきたい」7番手:オリバー・ベアマン(ハース)「プラクティスではミディアムとソフト、あるいはハードとソフトの組み合わせが選べたけど、僕たちはミディアムを選んだ。予選準備としては少し難しい選択ではあったけど、ミディアムで良い感触を得られたし、ソフトでのラップはまとめられなかったけどクルマには速さがあると分かっていた。2台ともSQ3に進出できたのはチームの努力の結果だし、エステバンも素晴らしい仕事をした。シルバーストンのアップグレードに続いて今回も良いパフォーマンスが出ているから、この調子を維持したい」8番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)「今日の結果には満足しているし、忙しい金曜日にうまく立て直せたことが良かった。プラクティスでは少し苦戦したけど、セッション間でセットアップを調整して直線スピードを伸ばすためにダウンフォースを少し削った。そのぶん中間セクターは少し厳しかったけど、スパではそういうバランスが必要なんだ。SQ1ではルイスのイエローフラッグに助けられた面もあるけど、それもレースの一部。Q2では良いラップが決まってSQ3に進めたし、最終的に8番手。明日はポイントを狙っていく」9番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)「今日はスパで良い1日だった。SQ3では今大会初めてソフトタイヤを使ったけど、そのラップはあまり楽しめなかった。ミディアムの方が自信が持てていたので、少し残念だ。P9より上の結果も出せたはずだと思う。とはいえ、明日のスプリントではポイントを取れるチャンスがあるし、午後の予選で日曜の決勝に向けて良い位置を目指したい」10番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)「SQ3に進めたのは本当に嬉しい。スプリント予選とはいえ、突破できたという実感はやっぱり良いものだ。セッション全体を通じてマシンの感触は良くて、SQ3でももう少し絞り出せたかもしれないけど、全体としては良い内容だった。マシンには競争力があるから、明日のレースペースがどれくらい持続するか見ていきたい。すべてをうまくまとめれば、次のセッションでもこのポジションを守って戦えるはずだ」
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