2024年F1ベルギーGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。ウェットからドライに変わる難しいコンディションでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が他に0.6秒の差をつけて最速タイムをマークしたが、内燃エンジンの交換による10グリッド降格ペナルティでポールポジションの座はシャルル・ルクレール(フェラーリ)の手に渡り、セルジオ・ペレス(レッドブル)がフロントローに並ぶ。
1番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「明日の決勝に向けて一番いいポジションを獲得することができ、ポジティブな日になった。常にベストなラップタイムを出せるよう最善を尽くして臨んでいる。今日はウエットコンディションだったが、明日は天候が回復するようなのでタイヤマネジメントが必要になると思う。今日のことが明日のタイヤマネジメントに役立つことを願っている。新しいリアウイングによい手応えを感じているので、ほかのチームと十分に戦えると感じている。でも、速いマシンはほかにも多くいるし、特にマクラーレンに勝つことはとても厳しいと思う。ペナルティーにより11番グリッドからスタートするが、先行集団に追いつきその中で戦えるようになることを願っている。ペナルティーがさほど痛手にならないとよいが、明日天候が変わり風も変わることで、セットアップを少し変える必要があると思う。明日はどんな展開となるのか楽しみだ」2番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「グリッドの一番前に並ぶのは気分がいい。オープニングラップでトップの座を守るには、最も簡単なトラックではない。でも、チームの勝利に変えるために全力を尽くすつもりだ。天候が影響し、今日の結果は期待を上回るものだった。明日、ドライコンディションで同じ結果を出せるよう準備を整えることに集中する」3番手:セルジオ・ペレス(レッドブル)フロントローを獲得することができ、僕とチームにとって自信を取り戻すよいきっかけになった。いい流れが来ているので、この大会で結果を残しサマーブレイクに入れることを願っている。決勝に向けて昨日から大きくマシンバランスを変更したが、今日は予選を通していいペースで走れた。バランスも安定していたので、とても満足している。明日は長いレースになるので序盤にチャンスがあれば狙っていきたいと思うけど、天候によっては別のシナリオになりそうだ。明日はまた新たなチャンスがあるし、優勝争いができるポジションにいるので楽しみにしている」4番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「全体的には、予選は僕たちにとって良いセッションだった。ここでは天候を予測するのが本当に難しいが、できる限り予測に努めた。今思えば、Q3では新しいインターミディエイトを履いてもう少し後まで走っておくべきだったかもしれない。でも、コンディションと雨の降り方は予測が難しい。何度もプッシュラップを繰り返したタイヤでもペースは良かったので、今日の努力には満足できる。明日のレースは厳しいものになるだろう。フェルスタッペンやマクラーレンなど、僕たちの後ろから速いマシンが何台かスタートする。それでも気を引き締めて、彼らに負けないようにポジションを守り、前を走る選手についていけるかどうか試してみるつもりだ。全力を尽くすつもりだし、今晩行った変更が、金曜日に比べてドライコンディションでのペースアップにつながることを期待している」5番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「今日は複雑な気分だ。何度か苦戦し、ペースが少し遅れているように感じたので、悔しい。ダウンフォースがやや低かったことが原因だと思うので、一晩かけて作業すれば、明日には改善されるだろう。明日も4番手でスタートできるので、戦いに参加し、順位を上げる絶好の機会だ」6番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「今日の予選は厳しいコンディションだったが、僕たちはまずまずの感触を得ていた。Q3では新しいタイヤセットを最大限に活用できなかっただけだ。もう少し改善できていれば、大きな違いが生まれただろう。でも、明日に向けては自信を持っている。オー・ルージュでのロングランと、長いレースが待っている。上位を目指して戦うチャンスはいくらでもある」7番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「刻々と変化する天候を予測することは、今日の予選を非常に難しいものにした。新しいインターミディエイトタイヤを適切なタイミングで装着する必要があったが、それは容易なことではなかった。Q3で装着するのが少し早すぎたかもしれないが、それは結果論で言うのは簡単だ。明日の予選を6番手からスタートするのは妥当な結果だ。明日は多くの未知数がある。現在の予報ではドライコンディションだが、6番手から前進したい。金曜日にマクラーレンは速そうだったし、僕たちよりも少し速いかもしれないけど、様子を見よう。タイヤの摩耗も大きな要因になるだろう。FP1とFP2では、今年これまでに経験した中で最も高いレベルのいくつかを記録した。今日の雨は路面にも影響を与えそうなので、臨機応変に対応していかなければならないだろう」8番手:カルロス・サインツJr.(フェラーリ)「今日は満足できない。セッション中ずっと速かったのに、Q3で最後のタイヤセットを最大限に活用できなかった。ターン1に入った瞬間、前の走行時と同じグリップが得られないと感じ、その周回はずっと苦戦した。グリップがこんなに低かったのは、自分が何を違ったのか理解する必要がある。明日については、レースはオープンで、ポジションを上げ、前線で戦うことが目標だ。レースでどのようなコンディションになるかは予測が難しいが、チャンスはあるだろう」9番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)「今日の予選で9位を獲得できて満足している。マックス・フェルスタッペンのグリッド降格により、8番手になるが、おそらくこれが僕たちが達成できる最大限の結果だったと思う。今週末のフリープラクティスでは、すべてのセッションで完全に満足できる状態ではなかったため、予選に向けてどうなるか予想がつかなかった。マシンの感触は良く、この天候の変わりやすいコンディションにも自信があった。明日のレースは、タイヤの摩耗状況や新しいアスファルト路面についての知識が少ない未知の領域に入るので、興味深いものになるだろう。ドライタイヤをたくさん用意しているので、うまくプッシュしてポイント獲得を目指したい」10番手:エステバン・オコン(アルピーヌ)「予選10番手、Q3進出を果たし、明...