ピレリは、2020年のF1世界選手権 第7戦 F1ベルギーGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。今週、ピレリはスパ・フランコルシャンに昨年よりも1段階柔らかいタイヤであるC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)を持ち込んでいる。決勝ではハードとミディアムのどちらか1セットを使用しなければならない。
ピレリによると、F1ベルギーGPで最速の戦略はソフト-ミディアムとつなぐ1ストップ。この場合でのソフトのウインドウは18周となる。2番目に最速の戦略はソフト-ハードとつなぐの1ストップ。この場合はソフトで19周となる。ソフト-ミディアム-ソフトとつなぐ2ストップ戦略やミディアム-ハードの1ストップも想定されている。Q2ではルイス・ハミルトン(メルセデス)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)の3台がミディアムタイヤで突破しており、ミディアムでレースをスタートする。マリオ・イゾラ (ピレリ カーレーシング責任者)「今日は午前中にほんの数滴の雨が降っただけだった。昨年スパに持ち込んだ最も柔らかいコンパウンドよりもさらに1段階柔らかいP ZEROレッドのソフトタイヤを履いたルイス・ハミルトン(メルセデス)は、予選でミディアムでの1アタックを含めてスパのコースレコードを4回更新した。グリッド上の上位7台が昨年のポールポジションよりも速いという事実はマシンが昨年から驚くべき進化を遂げていることを強調している。明日の決勝で上位3台がミディアムタイヤでレースをスタートするなど、すでに戦略の違いが見て取れる。特に第1スティントは面白くなるだおる。ミディアムを履いたマシンは長く走れるが、ソフトを履いたドライバーにはスピードアドバンテージがあり、それが序盤でかなり重要になるかもしれない。チームは常に慎重な戦略を採るが、スパのレースではしばしば状況によって戦術を対応させる必要がある。明日の天気予報は不確実なので特にそうなる可能性がある」
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