ルーベンス・バリチェロは、2011年もウィリアムズに残留できることを願っていることを明らかにした。ウィリアムズは、スポンサー状況の悪化により、2011年はベネズエラの石油企業PDVSAの支援により1,500万ドル(約12億円)を持ち込むパストール・マルドナドを起用するとみられている。当初、パストール・マルドナドの起用によって放出されるドライバーは、ニコ・ヒュルケンベルグだとされてきたが、ここにきてルーベンス・バリチェロがシートを失う可能性があると報じられている。
バリチェロは、ウィリアムズ以外のチームとは交渉していないことを明らかにしており、シートを獲得できない場合はこのまま引退に追い込まれる可能性もある。先月、契約にはサインしていないが、2011年もウィリアムズで走ることを“100%”確信していると述べていたバリチェロ。だが、木曜日に契約について質問されたバリチェロは「それはウィリアムズに質問するべきことだ」と述べた。来週末、18戦目の母国GPとなるブラジルGPをひかえたバリチェロは「クルマは良くなっている。ポジティブな週末になるだけことを期待している」とコメント。「シーズン序盤はそれほど良くはなかった。僕たちは良いクルマを持っていると思っていたけど、トップ10に入るのは難しかった」「でも、チームとの関係はとても良かったし、なんとか改善させることができた」「僕は来年のクルマに取り組んできた。そのうち明らかになるレギュレーションにもよるけど、デザインは大胆だし、2011年は今年よりもよくなりそうだ」とバリチェロは語った。