ジェンソン・バトンは、ブラウンGPが現在苦しんでいる理由の真相を突き止めない限り、数レースでリードがなくなるだろうと心配している。バトンは、タイトなハンガロリンクのトラックと週末の暖かい気候がレッドブルに反撃する助けとなると期待していた、再びタイヤに苦しみ7位に終わった。マーク・ウェバーが3位に入ったことで、バトンのリードは18.5ポイントまで縮まった。
18.5ポント差で落ち着いていられるか問われたバトンは現在の状況を非常に心配していると語る。「確実にノーだ。僕はここ3レースで15ポイントを失った。それはかなり大きなことだ」「1レースにつき5ポイントだ。それは彼が4レースで僕の前に出ることを意味するし、まだ7レース残っている。だから、落ち着いていられないのは確かだけど、データを見てみる以外にできることは何もない。ファクタトリーが閉鎖されて2週間待たなければならないのは腹立たしいことだ」「僕たちはチャンピオンシップをリードしているので、それを解決しなければならない。ブラウンがこのままだったら、彼らが僕たちを追い抜くのは回避できない。ツール・ド・フランスのイエロージャージを着るようなものだ。山に着くときに役に立たなくなって、追い越されることを分かっている」「チャンピオンシップをリードすることは素晴らしいけど、ここ数レースのようなパフォーマンスなら、次の3〜4レースでなくなるだろう」「バレンシアは暑くなるだろうけど、ここは30度だろうと思っていた。天気予報をみたら、一週間ずっと34〜35度だったけど、週末は24〜25度になって、月曜日に再び戻った。たぶん、それが今年のレースをより面白くしているんだろうけど、彼らはそれによって僕たちが持ち去ることを望んではいない。彼らはとても良い仕事をしている」バトンは、現在なぜシーズン序盤の優位性がなくなった理由に関して答えがないと語り、タイトルへの挑戦を続けるために、チームが答えを見い出してくれることを信じている。「彼らはこのクルマに素晴らしい仕事をしたし、シーズンの前半ずっと、アップデートを加えて、クルマを改善させた」「僕たちは前進を遂げたし、それはバルセロナでわかった。最近の2つのアップデートが悪いとは思わない。クルマを不安定にするようなものはない。クルマによりダウンフォースを与えるはずだ」「あらゆるコンディションで働くはずだ。リアダウンフォースを生み、働き、それは助けになるはずだ。正しくない何かがある。僕たちは60度のタイヤで走っているし、それはワーキングレンジを外れている。でも、どうやってワーキングレンジを捕えられる? それが僕たちが解決しなければならないことだ」