2020年のF1世界選手権の第16戦 F1サヒールGPは、バーレーン・インターナショナル・サーキットの3.543kmの超高速“アウタートラック”で開催することが発表された。F1マシンでのラップタイムは1分未満になると想定されている。バーレーン・インターナショナル・サーキットはすべてのレイアウトがFIAグレード1ライセンスを取得しており、実行可能な様々なレイアウトが詳細に分析された結果、国際レースでは使用されていなかった11個のコーナーを持つ“アウタートラック”が最も適切なオプションであると結どうづけられた。
バーレーン・インターナショナル・サーキットではダブルヘッダーが開催され、第15戦F1バーレーンGPは5.412kmのグランプリサーキットのレイアウトが採用される。両方の週末はナイトレースで行われる。モナコに次いで2番目に短いアウターレイアウトで開催されるF1サヒールGPは、305kmの公式最小距離を確実にするために87周のレースとなる。これは、今年のグランプリの中で最多周回数となる。F1シミュレーションは、予選ラップタイムが55秒未満、レースラップが60秒未満を予測している。F1史上唯一の60秒未満のポールタイムは1974年にニキ・ラウダがディジョン・プレノワ・サーキットで記録した58.79秒。最近の最短ラップタイムは、今年初めのオーストリアでのバルテリ・ボッタスのポールラップの1分02.939秒となっている。アウタートラックは、インターナショナルトラックのターン4までの一連のクイックスイープを開始したあと、ターン5からターン12がショートカットされ、ターン13でお馴染みのトラックに再び合流する。アウタートラックの特性は、予選とレースの両方で大きな役割を果たす可能性がある。コーナー数が少ない短いラップは、通常、予選タイムを短縮するが、レースではトラフィックが増えるため、ファンは熱狂的なアクションを期待できる。F1は、2010年にバーレーンの6.2 kmの“エンデュランス”レイアウトでレースを行っているが、F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、レース2で別のレイアウトを選択する場合、アウタートラックが“最良の代替案”と見なされたと述べた。「アウターサーキットをサヒールGPのフォーマットとして発表できることをうれしく思う。バーレーン・インターナショナル・サーキットの我々パートナーの継続的なサポートに感謝したい」とロス・ブラウンは語った。「我々は代替サーキットレイアウトのいくつかのオプションを評価し、アウターサーキットが最良の代替案を提供し、すべてのチームに新しい課題を提供し、高速で速いラップタイムがすべてのファンを楽しませると結論付けた」バーレーン・インターナショナル・サーキットの最高責任者であるシェイク・サルマン・ビン・イサ・アル・ハリファは、次のように付け加えた。「2番目のレースのオプションを分析してくれたすべてのF1に感謝する。これは我々の会場で非常に対照的なレースを週末に開催できること証明できる素晴らしい証だ。我々のアウタートラックは国際的な競争レースに使用されたことがないので、すべての参加者にとって新しくてエキサイティングな挑戦になるだろう」
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