2025年F1アゼルバイジャンGPの予選が9月20日(土)にバクー・シティ・サーキットで行われ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがドライバーズ選手権リーダーのオスカー・ピアストリがクラッシュで姿を消す中、カルロス・サインツの衝撃的なポールポジションを阻止した。フェルスタッペンは、F1史上最多となる6回の赤旗で混乱したスリリングな予選を制し、2戦連続のポールポジションを獲得した。最後の赤旗は最終順位に大きな影響を及ぼした。
Q3でサインツ、リアム・ローソン、アイザック・ハジャーがタイムを記録し、雨粒が落ち始める中、フェラーリのシャルル・ルクレールがターン15でバリアに接触して赤旗を出し、他のドライバーたちがラップタイムを完成させることを阻止した。セッション再開後、ランド・ノリスとフェルスタッペンがファステストセクターを刻んでいたが、残り時間4分を切ったところでピアストリがターン3のバリアに衝突し、再び赤旗が提示された。再びグリーンライトが灯ると、路面コンディションは最適からほど遠い状態で、各ドライバーはグリップを探しながら走行。その中でフェルスタッペンが1分41秒117を記録し、サインツのポールをわずか0.5秒弱差で阻止した。ローソンは2回目のラップで順位を維持して3位に入り、メルセデスのキミ・アントネッリとジョージ・ラッセル、そして2台目のレッドブルを駆る角田裕毅を抑えた。ノリスはチームメイトの決定的なミスを生かすことができず、ミスを連発したラップで7位に終わり、ハジャー、そしてタイムを残せなかったピアストリとルクレールの前に留まった。プラクティスで印象的な走りを見せていたにもかかわらず、ルイス・ハミルトンはラップをまとめるのに苦戦し、Q2で敗退。フェラーリのドライバーは12位に終わり、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソの後ろに沈んだ。ガブリエル・ボルトレトのキック・ザウバーはアストンマーティンのランス・ストロールを上回ったが、オリー・ベアマンはターン2の出口でバリアに接触して赤旗を招き、タイムを残せないまま15位となった。アルピーヌのフランコ・コラピントは、ターン4のバリアに接触してセッション終盤に赤旗を引き起こし、16位でQ1敗退となった。ニコ・ヒュルケンベルグは17位に終わり、同じターンでバリアに接触して赤旗を発生させた。エステバン・オコン(ハース)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、そしてアレックス・アルボン(ウィリアムズ)が最下位を構成。アルボンはターン1でウォールに接触し、この日の最初の赤旗をもたらした。F1 アゼルバイジャンGP 予選 結果・ラップタイム1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) - 1分41秒1172.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) - 1分41秒5953.リアム・ローソン(レーシングブルズ) - 1分41秒7074.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) - 1分41秒7175.ジョージ・ラッセル(メルセデス) - 1分42秒0706.角田裕毅(レッドブル) - 1分42秒1437.ランド・ノリス(マクラーレン) - 1分42秒2398.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) - 1分423秒3729.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) - No Time10.シャルル・ルクレール(フェラーリ) - No Time11.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)12.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)13.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)14.ランス・ストロール(アストンマーティン)15.オリバー・ベアマン(ハース)16.フランコ・コラピント(アルピーヌ)17.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)18.エステバン・オコン(ハース)19.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)20.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)