岩佐歩夢が、レッドブル・レーシングの走行を担当したF1バーレーンGPのフリー走行1回目を振り返った。岩佐歩夢は、マックス・フェルスタッペンのレッドブルRB21でバーレーン・インターナショナル・サーキットを走行。レギュラードライバーの角田裕毅、そして、ハースF1チームのフリー走行1回目を担当した平川亮とともに日本人3人がF1のグランプリ週末に揃って走行したことはファンを沸かせた。
主に空力テストに注力した岩佐歩夢は、走行を終えてレッドブル・レーシングからポジティブな評価をもたったと語った。「今回のFP1は今後のマシンアップデートに向けたテストがメインでした」と岩佐歩夢はコメント。「2台それぞれエアロパッケージや走行プランが異なっていたため純粋な比較はできませんが、僕のマシンは走り始めの空力テスト装置を装着している間は縁石に乗らない、DRSを使わないなどの制限を設けて、クリーンなデータを取ることが目的でした」「空力テスト装置を外した後はミディアムタイヤで計5周のアタックラップを行いました。車の限界値や癖をクリアに掴んで順調にタイムを上げ、エンジニアとディスカッションしながらアジャストをしていきました。特に低速コーナーで曲がらなかったことへの対策を行いましたが、最終的にはやりすぎてタイムを伸ばすことができなかったこと、ドライビングも限界値を攻めすぎて車を暴れさせてしまったことは反省点です」「チームからの評価は、周回数が少ない条件ながら同じタイヤでチームメイトと0.2秒差だったこと、フィードバックについては良い評価でした。もちろんタイムをもう少し上げたかったですが、チームからは『もう少しマイレージを稼いで乗っていけば伸びしろがあるのは間違いない』とポジティブな評価をもらえたのは嬉しかったです」「今後また機会があった時には、今回見えたところを改善、修正してさらに良いパフォーマンスを見せられるように挑みたいと思います」「また今回この機会をくださった皆さま、特に、応援してくださった日本のファンの方々に感謝しています。走る前からたくさんの応援、ご声援をいただいて、自身を持って挑むことができました。ありがとうございました!」今季Visa Cash App RB F1 Teamリザーブドライバーとして、F1レースチームに帯同するホンダ育成出身の岩佐歩夢は、今週末は帰国しスーパーフォーミュラRd.3-4に参戦する。
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