2023年F1第10戦オーストリアGP決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数と予想されるタイヤ戦略を公式タイヤサプライヤーのピレリが発表した。ピレリは、第10戦の舞台となるレッドブル・リンクにC3(ハード)、C4(ミディアム)、C5(ソフト)というコンパンドをノミネートしている。決勝がドライな場合、2種類のコンパンドを使うことが義務付けられる。
最速のピットストップはミディアム-ハード-ミディアムと繋ぐ2ストップで、その場合1回目のピットストップは18~26周目が予想される。ハードを2セット持っているドライバーはミディアム-ハード-ハードの2ストップも選択肢となる。1ストップ戦略も可能ではあるが、現時点では2ストップに勝るとは考えられていない。マリオ・イゾラ (ピレリ モータースポーツディレクター)「明日はドライコンディションとなり、気温もFP1のレベルまではいかないものの、今日よりはかなり高くなると予想されている。プラクティスは1回のみで、ロングランでのタイヤの挙動を分析できるデータはそれほど多くないが、ソフトはあまり使われず、ミディアムとハードの選択になると思われる。理論上は、ミディアムでスタートしてハードに交換し、またミディアムに戻すという2ストップ作戦が最速のようだ。あるいは、C3を2セット用意している場合は、ハードタイヤでもう1スティントもある。1ストップ(ミディアム-ハード)も競争力がありそうだが、昨年のレース展開を見ると、2回のピットストップを行うよりも魅力的なオプションではない」
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