2023年F1第10戦オーストリアGPのスプリントでトップ8入りしてポイントを獲得したドライバーのコメント。優勝はマックス・フェルスタッペン。序盤にチームメイトのセルジオ・ペレスとの激しいパトルを制した以降は難しいコンディションのなかで盤石の走りを見せてトップでフィニッシュ。スプリントは。スプリントは1位から8位までに8-7-6-5-4-3-2-1ポイントが付与される。
1位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「スタートで少し出遅れてしまった。ペレスと危うく接触しそうになったけど、彼は僕が見えなかったと言っていたし、僕は彼の言葉を信じている。レースのあとに話をして、もめることなく解決している。レースが落ち着いてからは、インターミディエイトタイヤで24周走るのはかなり長いと分かっていたけど、速く走らなければいけないのと同時にタイヤマネジメントが重要という難しい状況だった。ギャップを広げてレース終盤を迎えたけど、スリックタイヤを履いた何台かのマシンに迫られた場面もあった。もちろん油断はできませんが、今日のレースはうまくいったと思う。とても悲しいことがディラーノ(ファン・ト・ホフ)に起こってしまった。僕たちがあの年頃のときに抱いていた夢を彼も持っていたはずだ。彼の家族、チーム、モータースポーツ界の皆にとって悲しい出来事になった。ドライバーの安全を守るためにできることはもっとあると信じている」2位:セルジオ・ペレス(レッドブル)「チームにとってすばらしい結果になった。レース序盤にお互いの判断ミスが原因でマックスと必要以上に接近してしまったけど、話し合って和解できた。レース後半、ニコ(・ヒュルケンベルグ/ハース)を抜いた後は、コースが段々と乾くにつれてタイヤの温度が上がりすぎていたので、最後まで走り切ることが重要だった。そして無事に結果に結びつけることができた。明日は15番手からスタートとなり、オーバーテイクは難しいかもしれないけど、できる限りポジションを上げられるようベストを尽くす。昨日はとてもよいペースで走れたし、マシンのよい手応えも感じている。まだ体調が良くなくて、残念ながら100%にはほど遠いけれど、明日に向けて何ができるか楽しみだ。また、この場を借りてロバート・ファーンリーを偲びたいと思う。彼は僕にとって大きな存在あり、長い年月多くのすばらしい瞬間を共に過ごした人だ。彼の妻のオードリーとその家族の幸せを一番に願っている。本当に悲しいことですが、すばらしい思い出を残してくれたことに感謝している」3位:カルロス・サインツ(フェラーリ)「楽な土曜日ではなかったけど、今日の3位に満足している。 SQ1でブレーキにトラブルが出て、SQ2に進むのに1周しかできなかった!SQ3で新品ソフトを履きたかったけれど、すべてを考えれば予選5位もそれほど悪くなかった。ウェットのスプリント・レースも非常にチャレンジングだった。クルマは高速セクションでトリッキーだったけど、なんとか3位を獲得することができた。これが今日の最大限だったと思う。今は明日に集中しているし、チームとしての前進を確認し、良い結果を持ち帰ることができればと思っている」4位:ランス・ストロール(アストンマーティン)「今日は、今朝のスパでの事故で亡くなったオランダの若手ドライバー、ディラーノ・ヴァン・ト・ホフについて語りたい。ディラーノはモータースポーツ・ファミリーの一員であり、僕の思いは彼と彼の愛する家族、そしてMPモータースポーツ・チームのためにある。 オー・ルージュをより安全なものにするために変革が必要だと強く感じている。ここ数年、ジュニア・モータースポーツ界で若い才能を2人も失っているし、語られる必要がある。今日のオーストリアでは力強いレースができたし、オープニングラップには満足している。ドライコンディションでのタイヤマネージメントに集中し、チームは戦略を的確に判断した。4位と5位という結果は力強いものだ。明日も一生懸命レースするよ」5位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)「今日のアストンマーティンの総合ポイントには満足している。最終的にフェラーリより3ポイント多く、メルセデスより8ポイント多く獲得できたので、チームにとって良い土曜スプリントとなった。ランスとは楽しくもフェアな戦いだったし、最終ラップのターン8ではとても接近していた。スリックタイヤに履き替えることも考えたけれど、最後まで7周もあったし、後続には十分なマージンがあると感じていた。ニコ(ヒュルケンベルグ)が僕の1秒前で止まり、1秒遅れでフィニッシュしたことからも、非常に僅差だったことを示しているけど、正しい判断だった。明日はもっとポイントを獲得できるとことを願っている。天気は良くなるはずだけど、7番手スタートなので、何ができるか見てみるつもりだし、なんとか5位以内でのフィニッシュを目指したい。スパからの訃報を聞いてとても悲しい。ディラーノの愛する人たちに思いを馳せている。ウェットコンディションで高速走行する特定のサーキットでは視界が非常に悪いし、このようなことが再び起こるわけにはいかない」6位:ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)「今は何よりもまずうれしい。スプリントで3ポイントを獲得できたのは予想外だったし、かなりポジティブだ。インターが僕から離れていっっていたし、他の人よりも後退していた。トラックはスリックタイヤを履く準備ができていたので、その決定を選択したけど、それは僕たちにとって正しい判断だった」7位:エステバン・オコン(アルピーヌ)「今日、僕たちはディラーノのことを思いながらレースをした。今朝のスパ・フランコルシャンで起きたことは本当に悲劇で、彼の愛する人たち、そして彼を知るすべての人たちに心から哀悼の意を表す。僕に関しては、今日のレースではシャルル(ルクレール)、ランド(ノリス)、ジョージ(ラッセル)と最後までバトルができてよかった。チームはコンディションをうまくコントロールしてくれたし、土曜日に2ポイントを獲得できたことをうれしく思う。今は明日のグランプリに集中している。いくつ挽回しなければならないけど、いいレースができると確信している」8位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「今日のコンディションはトリッキーだったたので、15番手から8番手、ほぼ7番手まで順位を上げることができてうれしい。このようなコンディションでのドライビングには自信があるし、すべての点において僕たちにとって堅実な結果...