2023年F1第10戦オーストリアGPのスプリントで入賞圏外となる9位以降でドライバーのコメント。ウェットからドライへと変化した難しいコンディションのなかで、下位のドライバーはインターミディエイトからスリックタイヤに交換するギャンブルに出たが、入賞件となる8位に到達したドライバーは2名だけだった。
9位:ランド・ノリス(マクラーレン)「厳しいレースだった。ターン3でアンチストールに入るトラブルに見舞われ、残念ながら7つもポジションを落としてしまった。そこから挽回するのは難しかったけど、それ以降はいい仕事ができた。ステイアウトの決断には満足していたし、ペースも良さそうだったので、序盤のトラブルで順位を落としてしまったのがとにかく悔やまれる。明日はいいポジションからスタートできるので、そのときにできることをやっていきたい」10位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「今朝のクルマは比較的速く感じたし、今日のペースならシュートアウトとスプリントでトップ5に入ることができたと思うけど。そうはならなかった。とても難しいコンディションだったし、ギャンブルはしたくなかったので、スリックタイヤに履き替えたのが残念ながら1周遅かった。とにかくレースを楽しんで、自分たちを楽しもうとした。今日はいくつかポイントを失ったので、スタート地点としてははるかに良い位置からスタートできる明日のレースに集中する。また今日は多くのことを学ぶことができたので、それを明日に生かしたい」11位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「スプリントで11番手。スリックタイヤを選んだのは良いコールだったし、かなりの数のオーバーテイクもできて楽しかった。今回もミックスコンディションで非常に強かった。それは素晴らしかったけど、コンディションはトリッキーだった。戦略は正しかったし、みんなよくやったと思う。ポイントを逃したのは残念だけど、それでも気分は良かった」12位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「このようなコンディションでもっと良くなるためにはやるべきことがたくさんある。少なくとも、僕のガレージの側ではそうだ。カルロスはうまくやっていたからね。スリックタイヤを履いていたけど、路面は部分的にしか乾いていなくて、フィーリングがつかめなかった。マシンを適切なウインドウに入れることができず、ペースもあまりよくなかった。 マシンをうまく操ることができず、自信が持てなかあった。それがパフォーマンスに反映されている。なぜこのようなコンディションでうまくいかないのかを理解するために、僕としてはこの点に集中する必要がある。戦略の問題ではなく、僕のペースの問題だ。オコンとはいい戦いに思えたかもしれないけど、正直なところ、あそこ戦うことに興味はない。このようなコンディションで一歩前進する必要がある。明日はドライなら強いと思う。レッドブルほどではないかもしれないけれど、いいレースができるはずだ」13位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)「良いスプリントレースとしてスタートできたのに、悔しい結果に終わった。シャルルとバトルしていたオコンを後ろに従えて、快適にかなりうまくコントロールできていた。素晴らしいパッファーを以ってタイヤを温存する余裕もあった。インターにタイヤが残っていたので、後続車ほど速くはなかったけど、十分快適にインターにとどまることができた。メルセデス勢がスリックタイヤで良いパフォーマンスを見せていたので、ピットインは正しい選択だと思ったけど、うまくいかなかった。オコンが7位でフィニッシュしたので、2戦連続で7位表彰台を獲得できた可能性があったし、2ポイント僕たちにとって大きかったけど、うまくいかなかった。明日を見据えて再び集中したい」14位:ケビン・マグヌッセン(ハース)「僕にとっては残念なスプリントレースだった。トリッキーなコンディションで、特にダンプコンディションでドライタイヤに履き替えてのレースはペースが上がらなかった。いつもは好きなコンディションなんだけど、今日は何も得ることができなかった。インターミディエイトでもドライタイヤでもペースが良くなかった。がっかりだ。どうすればそれを理解できるか見てみる必要がある。もちろん、チームメートの走りを調べて、彼が僕より速かった部分を確認するし、どうすれば改善できるか見てみる必要がある」15位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)「まず最初に、今日のスパ・フランコルシャンでの悲劇的な事故を受けて、ディラーノ・フォン・ト・ホフのご家族とご友人のことを思いを馳せている。このニュースは、モータースポーツに関わるすべての人にとって受け入れがたいものであり、とても悲しい。僕たちはディラーノのことをしっかりと胸に刻みながらレースに臨む。今日のスプリントに関しては、特にラインオフでホイールスピンを喫してポジションを2つほど下げたことで、僕にとってはチャレンジングなものになった。9位からスタートする明日のレースに向けて集中している。9番手からのスタートだし、ポイントを獲得するチャンスがある」16位:角田裕毅(アルファタウリ)「スプリント・シュートアウトに関しては何と言っていいか分かりません。最終的にはペースが足りなかったようです。チャンスを最大限に活かそうと努力しましたが、ミリ単位の差でトラックリミットによりタイム抹消となり、とてもフラストレーションが溜まる結果になりました。スプリント・レースは16位でした。難しいコンディションで、できることは少なかったと思います。ストレートスピードが足りず、思ったようにパフォーマンスを引き出すことができませんでした。インターミディエイトタイヤでのペースは悪くなかったのですが、ドライとウエットの間のコンディションでは速さが足りませんでした。他のサーキットでも同じような限界があることが分かったので、過去の経験から得た知識を活かして、明日に向けて気持ちをリセットしたいと思います。全車が僅差なのでミスはできないし、最後まで何が起こるか分かりません」17位:ニック・デ・フリース(アルファタウリ)「昨日よりも改善され、スプリント・シュートアウトの序盤は悪くなかったけど、SQ2の終盤は運がなかった。最終コーナーに向けてトラフィックが多く、SQ3進出への最後のチャンスを失ってしまった。午後のレースは、誰もこの週末ウエットタイヤを試すことなく始まったた...
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