2025年F1 オーストラリアGPの決勝で11位以下だったドライバーのコメント。3月16日(日)にアルバート・パーク・サーキットで2025年のF1世界選手権 第1戦 オーストラリアグランプリの決勝が行われた。フォーメーションラップ中にクラッシュしたアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)を含めて6台がリタイアした波乱の開幕戦。角田裕毅は終盤の雨でピットストップのタイミングを誤って後退し、12位でレースを終えた。
11位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)「本当に厳しいコンディションの中で、あれほどタフなレースを戦った後だけに、ポイントを獲得できずにレースを終えるのは本当に残念だ。 今日はまさに運試しのようなレースで、レースの大半は上位グループで戦うことができたと思う。 終盤の雨で、ピットストップを早めに行ったドライバーと、僕たちのように1周か2周後に賭けに出たドライバーとで明暗が分かれた。そういうこともある。僕たちのパッケージ全体の競争力には満足している。僕たちは強力なペースを持っていることを示し、次の中国での週末にも自信を持っている。だからチームとしてポジティブな面に目を向け、前進していこう。グリップ不足により、経験豊富なドライバーたちにとっても、あのコンディションは本当に厳しかった。ジャックは週末を通して素晴らしい仕事をした。彼はあのコンディションに本当に翻弄されていた。そして、来週にはまた戻ってきて、可能な限り最高の仕事をして、またポイント獲得を狙いたいと、お互い強く思っているはずだ」12位:角田裕毅(レーシングブルズ)「ピットストップのタイミングが遅すぎたので、セーフティカーの導入後にいきなり11番手まで後退してしまいました。後半の雨が降るまでペースはよくて、ミスも多くはありませんだった。できることはやったので、自身のパフォーマンスについてはとても満足しています。起こった事象は見直して、今後に活かします。今年はかなりの接戦になりそうなので、1ポイントずつの積み重ねがとても重要で、同じミスをしないように努める必要があります。この週末は理想的とはいえませんが、多くの成果も得られました。ペースはよかったので、パフォーマンスを最大限に引き出せればいいレースができると思います。このパフォーマンスをキープし、強くなって戻ってきます」13位:エステバン・オコン(ハース)「今回は本当にパフォーマンス不足だった。もう少し力があればポイント獲得も可能だったはずだ。前方ではマシン同士が激しく戦っていたが、僕はそのすぐ後ろにつけていただけだった。トップ10に入るポジションはなかったし、ついていくことができなかったのは残念だ。よく見直さなければならない。今週末の僕たちの状況は、我々が目にした状況とは異なっている。予想外だ。しかし、状況を好転させることができると確信している」14位:オリバー・ベアマン(ハース)「今日の目標は、周回を重ねてデータを収集することだった。自分のパフォーマンスにはかなり満足している。うまく実行できたと感じている。少し時間をロスした部分もいくつかあったが、ポイント獲得を争っていないときは、新しいことを試すチャンスだ。今回はうまくいかなかったが、次は中国だ」DNF:リアム・ローソン(レッドブル)「波乱に満ちた週末だった。今日はスタートで出遅れてしまったので、いちかばちかの賭けに出たが、成功には一歩届かなかった。ピットレーンスタートは厳しいもので、インターミディエイトで臨んだ最初のスティントではスピードが足りなかった。フロントのフィーリングにかなり苦戦したので、次回のレースまでに詳しく分析する。スリックタイヤでの数周はかなり競争力があったが、再び雨が降り始めた。コースの半分はドライであることを期待しながら、思いきってミディアムでステイアウトしてみた。セクター3はウエットだと分かっていたものの、セクター1はもう少しドライだと予想していたが、雨が激しくなってしまった。路面がかなり濡れていたので、その時点でプッシュするのを断念し、コースアウトしないようにするのが精一杯だった。最初から最後まで苦戦を強いられる週末だったが、多くのことを学んだ。その意味ではよかったですし、次回の中国GPを楽しみに気持ちを切り替える」DNF:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)「残念ながら、レースは僕らの期待通りに終わらなかった。それまでは僕のほうはかなりうまくいっていただけに残念だ。セーフティカーが退いた後、気がつくと最後尾まで後退していた。挽回しようとしたが、縁石に接触し、最終的にはウォールにぶつかってしまった。このようなコンディションでは何が起こってもおかしくないことは分かっていた。全力を尽くしたが、少し頑張り過ぎたようだ。その一方で、ニコとチームがポイントを獲得したことは嬉しい。彼は素晴らしい仕事をした。トラックサイドもヒンウィルの本社も、誰もがそれを当然のことと思っている。全体的には、昨日の予選結果を考慮すると、僕のデビュー週末はうまくいったと言っていいだろう。特に、チームとその力学について、より深く知ることができた。今週末は学ぶことが多かった。来週の中国戦に向けて、今後も努力と改善を続けていくつもりだ」DNF:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)「今日はウェットコンディションで難しいレースだった。そして最後に少しアンラッキーだった。トップ10内で戦っており、周りも混戦だと感じていた。ターン6でいつもと同じラインを走っていたが、そこには砂利があり、コントロールを失ってしまった。マシンにはいくつか弱点があるので、それに取り組む必要があるが、良い週末を過ごせれば、今シーズンポイントを獲得できそうだ。来週の中国でまた頑張るよ」DNF:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)「まず最初に、アレックスとチームに心からおめでとうと言いたい。彼は素晴らしい仕事をしてくれて、僕らのシーズンを正しい形でスタートさせてくれた。僕としては、データを調べたところ、何が起こったのかすぐに突き止められたので、この状況には冷静に対処できている。詳細は省くが、セーフティカー導入時のシフトアップに関連している。もちろん、僕はこの件について非常にフラストレーションを感じており、チームの皆に申し訳なく思っている。レースの残りの時間は、無線でサポートに徹した。少なくとも、その方法でレースに参加できたことは嬉しい。幸い、次のレースはすでに次の週末に迫っており、早くマシンに乗り込んでレースを再開したいと思って...