2024年F1第3戦オーストラリアGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。アルバート・パーク・サーキットでポールポジションを獲得したのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)。唯一1分15秒台のタイムを叩き出し、開幕から3戦連続となるポールポジションを獲得した。角田裕毅(RB)は、Q2でルイス・ハミルトン(メルセデス)を蹴落としてQ3に進出すると、アストンマーティンの2台を上回って8番グリッドを獲得した。
1番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「課題のある週末だったけど、今日はとてもよかった。ポールポジションが取れるとは思っていなかったけど、予選を通じて着実に改善を重ねていったので、もう少しプッシュできるような感触はあった。今週末はグレイニングに苦戦して、原因を解明するためにやることが山のようにあり、チームとともにマシンを調整し続ける必要があった。マシンバランスは徐々によくなって、セッションが進むごとにコントロールしやすくなるのを実感でき、Q3は自分でも驚くほど好調だった。Q1とQ2の情報を振り返ると、とてもいいラップが2つあった。ミスが起こりやすいコースで、タイヤをマネジメントするのが難しいので、明日がどうなるかは分からない。少しタフな週末になっていて、明日の決勝も困難が待ち受けていると思うけど、課題がある中でポールポジションを取れたことは、とても誇らしい結果だ」2番手:カルロス・サインツ(フェラーリ)「ジェッダでレースを欠場して以来、2週間でこのP2を獲得するまで、控えめに言っても面白い旅だった!オーストラリアに来るまでは、このレースに間に合うかどうかもわからなかったから、とてもうれしい。予選に向けて可能な限りの準備をすることが目標だとわかっていたので、セッションごとに着実に進歩してきた。最終ラップでポールポジションを獲得するためにあらゆることを試みたけど、この状況を考えると今日の結果に失望することはできない。レース中、体が持ちこたえることを願っている。痛みがない限り、そして今日のモチベーションをさ等に高めて、明日は良い結果を得るために戦うつもりだ」3番手:セルジオ・ペレス(レッドブル)「トリッキーな予選だった。ソフトタイヤの扱いが難しくスピードに乗るのに苦しんだけど、最終的にはうまくいって、タイヤのパフォーマンスを最大限に引き出すことができた。最終ラップでは少しミスをして、第1コーナーでコンマ1秒をロスした。2番手も狙えたと思うけど、3番手でも満足だ。明日はクリーンサイドのグリッドから戦える。いいスタートポジションだし、自信はある。力強いスタートを切って、カルロス・サインツ(フェラーリ)を引き離したい。タイヤのデグラデーションは昨年のオーストラリアGPほどではないので、フェラーリとの戦いは戦略とタイヤのマネジメントにかかっている。チームにとって喜ばしい結果を目指す」4番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「今日は満足。いい方向転換ができたと思う。週末を通じてバランスに少し悩んでいたん。今日に向けてかなり変更して、いいステップを踏むことができた。今はずっとハッピーに感じている。クルマにも少し慣れてきたし、すぐにスピードを発揮できるようになってきた。トラックで、そしてウォーキングで、一晩中助けてくれたみんなに心から感謝している。いい1日だったし、いいポジションを獲得できたので、明日はこれをいいポイントにつなげたい」5番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「今日はFP3からフィーリングが合わなかった。予選ではフロントが思ったほど強くなかったので、最後の走行でフロントウイングをアグレッシブに使ったんだけど、結局うまくいかなかった。スタートがうまくいって、ランド(ノリス)を抜ければ、カルロスと一緒に前のマシンと戦うことに集中できる。レースは長いし、このトラックには4つのDRSゾーンがあるからオーバーテイクは可能だ。明日は何を持ち帰れるか見てみよう」6番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「予選6番手。まずまずのセッションだった。少しピークが早かったかもしれない!Q2はとても強かったと思うし、Q3ではそれを再現できなかった。だから複雑な気持ちだ。マシンのペースは良かったと思うし、レースペースも良いことを証明できたと思うので、明日は何ができるかを見ていきたい」7番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「今日は望んでいた予選ではなかった。タイヤを適切なウインドウに入れるのが難しかったし、とてもタイトなのでコンマ数秒が大きな影響を与える。FP3ではクルマが力強く感じられたけど、残念ながらその感触は午後には反映されなかった。クルマを改善する必要があるところはわかっていいる。高速コーナーだ。残念ながら、ここメルボルンには高速コーナーがたくさんあるから、このサーキットが僕たちの強みを発揮できていないのは間違いない。でも明日、みんなが燃料をマシンに入れたら、もっといい状態になると思う。レースに向けては未知の部分も多い。ハードタイヤは誰も走ったことがなく、全体を通して主に使われるコンパウンドになるだろう。グレイニングも見られるかもしれない。普段よりもエキサイティングなレースが見られると思う。そして最終的に重要なのはグランプリだ」8番手:角田裕毅(RB)「チームと自分自身のパフォーマンスにとても満足しています。週末を通して、とても安定したマシンを提供してもらえて本当にうれしいです。どのセッションでもマシンは適応しやすく自信が持てました。クリーンラップを走り、コーナーごとに数ミリ秒ずつタイムを縮められて、パフォーマンスを最大限に発揮できたと実感しています。Q1でのウィリアムズやほかのチームのタイムを見ていたので、8番手とQ3進出は予想外でした。今シーズンの予選で一番いいポジションを取れたのは、チームが懸命に仕事をしてくれたおかげです。リカルドも速そうだったので、Q1敗退は残念でしたが、まだ明日があります。簡単ではありませんが、できるだけクリーンなレースをしてポイント獲得を目指します!」9番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)「今日はQ1とQ2が好調で、マシンのパフォーマンスも良かったし、リズムも掴めていた。でもQ3のターン9でちょっとしたミスがあって、コンマ3、4秒遅れてしまった。それまではいいラップを刻んでいたので、あのふらつきがなければ、もう少し上のポジションを狙えたと思う。明日はデグラデーションの激しいレースになるだろうから、タイヤマネジメントが重要になってくると...