F1とFIA(国際自動車連盟)から正式発表がないまま、F1オーストラリアGPはフリー走行が行われる金曜日の朝を迎えた。前日、マクラーレンはチームスタッフが新型コロナウイルスに感染したことが確認されたことを受け、F1オーストラリアGPの欠場を決断。その後、F1、FIA、F1チーム、プロモーター、ビクトリア州保健福祉省の代表者によって、このままイベントを開催するかについて議論がなされた。
世界的な情勢を考えれば、F1オーストラリアGPの中止は避けられないと考えられていたが、F1チームスタッフのカーフュー(日本語で“門限”)が終了する現地時間9時を経過してもF1から正式発表はなく、マクラーレン、メルセデス、フェラーリ、ルノーを除く6チームのチームスタッフがサーキット入りした。F1チームの大多数はレースの開催に反対しており、少なくとも2人のドライバーが岐路についたとの噂もある。F1は前日の声明で“ファン、チーム、レースに関わる全員の安全が最優先”と述べていたが、すでに一部からは“健康よりも収入を優先”という批判の声があがっている。
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