F1チームは、新型コロナウイルスの予防策として、F1ドライバーとメディアとの囲み取材を廃止することに同意した。新型コロナウイルスは、WHO(世界保健機関)がパンデミック(世界的な大流行)に相当すると発言。多くのスポーツイベントが中止され、F1オーストラリアGPは特別な予防措置を講じている。
レース主催者はすでに水曜日の公式サイン会を中止し、ファンが自撮りをしたり、ドライバーに近づくことを禁止としている。木曜日の午前中、F1上層部とチームとの間で新型コロナウイルスの感染を最小限に抑えるために何をする必要があるかが議論され、当面の間、すべてのテレビセッションを中止するという決定を下した。アイデアとして、メディアと話をするときにF1ドライバーの周りに2メートルの除外ゾーンを設けるなどが議論されたが、最終的にメディアのアクセスを完全に変更することが最良の解決策であるとの考えに至った。現在、通常の囲み取材は廃止されており、代わりにF1のホスト放送局の1台のテレビカメラがドライバーとのインタビューを実施している。このセッションの映像は、各放送局が利用できる。水曜日に、レッドブル・ホンダのF1ドライバーのアレクサンダー・アルボンは、新型コロナウイルスの影響によって週末は“異なる”感覚になると思うと述べた。「今でもさえ、メルボルンの周りを歩くと、明らかに過去とは雰囲気が異なっている」とアレクサンダー・アルボンは述べた。「過去としっても1年しか経験してないけどね。でも、異なったものになるだろう」「アルバート・パークのパドックでの対策に関して、正直に言うと、何が設置されているのかわからない」「しかし、明らかに深刻な問題だし、ドライバーとチームの間の適切なバランスを見つけることができることを願っている。また、何らかの方法でファンと交流できることがあればいいね」現在、F1チームではマクラーレンから1人、ハースから4人との5名のスタッフが新型コロナウイルスの感染が疑われている。さらに2人のスタッフが体調不良を訴えていると報じられている。
全文を読む