アウディF1チームは、バルセロナで行われた非公開シェイクダウンを終え、2026年型マシンR26とアウディF1ハイブリッド・パワーユニットの初期評価を完了した。5日間のうち3日間にわたる走行を通じて、チームは基礎データの収集と走行距離の積み重ねに取り組んだ。新車と新パワーユニットによる初の本格的な走行となった今回のテストでは、初期段階ならではの課題も確認された一方で、バーレーンテストに向けた重要な知見が得られたとして、チーム首脳陣は前向きな評価を示している。
チームCEOのマッティア・ビノットは、R26が初めてサーキットを走った瞬間を振り返りながら、シェイクダウン全体を総括した。「このシェイクダウンは、アウディ・レボルトF1チームとして、そしてパワーユニットメーカーとしての我々の旅の始まりだった。初日にR26が初めて走行した瞬間は、全員にとって感情的な出来事だった」「まだ学ぶべきことは多いが、新車とエンジンがトラック上でどのように振る舞うのかについて、確かな理解を得てバルセロナを離れることができた。初日は走行計画に影響する課題もあったが、段階的に周回数を増やし、走行距離を積み、価値あるデータを集めることができた」「走れば走るほど学びは増え、より良いフィードバックを提供できる。まだ成長と開発の余地はあるが、これは素晴らしいプロジェクトであり、全員が完全にコミットしている。今回得た知見を生かし、バーレーンでさらに前進したい」技術面については、テクニカルディレクターのジェームス・キーが、今回のテストの位置づけを冷静に説明している。「今回のテストは、我々の開発プロセスにおける重要な一歩だった。新しいマシンとパワーユニット、そしてノイブルクとヒンウィルの大規模な協力体制を考えれば、完璧な週になるとは想定していなかった」「予想通り初期の課題はいくつか発生したが、いずれも理解可能で修正可能なものだった。週の後半には走行の質も向上し、意味のある知見を引き出せるようになった」「このテストはパフォーマンスを追う場ではなく、基礎と信頼性を検証することが目的だった。その点で、バーレーンに向けた確かな土台を築けたと考えている」
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