アストンマーティンは、2026年シーズン後半に予定している大型アップグレード投入後も、マシン開発を継続する可能性があることを明らかにした。チームはハンガリーGPで今季最大のアップグレードを投入し、その後のオランダGPではホンダ製パワーユニットの改良版を導入する計画だ。ただし、これらがどの程度の戦力向上につながるかについては慎重な姿勢を崩していない。
大型アップグレード後も開発継続を視野シルバーストンで、エイドリアン・ニューウェイは今後のアップグレードによって最低でもポイント争いに加わりたいとの目標を語った。「少なくともポイントを獲得できる位置には行きたい」「トップ10入りを約束できるわけではないが、少なくともQ2へ進出できるようになれば、その先は戦えると思う」一方、トラックサイド責任者のマイク・クラックは、その効果を現時点で断言することはできないと説明した。「その質問は木曜日にも受けたが、答えはシンプルだ。現時点では分からない」「シミュレーションが示す結果と、実際にサーキットで起きることはまったく別だ」「まずはマシンをコースへ持ち込み、自分たちがどの位置にいるのか確認する必要がある」予算制限も見据えながら今後を判断クラックは、ハンガリーGPでシーズン最大のアップグレードパッケージを投入し、その後のオランダGPでホンダの改良型パワーユニットを導入する計画を改めて明かした。そのうえで、それ以降も追加開発を続ける可能性があると説明している。「その後に何ができるかを見極めることになる」「予算上限についてはさまざまな議論があるので、どこまで資金を投入できるか判断しなければならない」「しかし、開発はまだ終わっていないと確信している」アップグレードは長期計画で進行フェラーリをはじめ各チームの開発競争が注目されるなか、クラックはアップグレードは短期的なレース結果に左右されるものではなく、長期的な計画に基づいて進められるものだと強調した。「毎週アップグレードを投入するのであれば、かなり前から計画しておかなければならない」「『オーストリアで結果が悪かったから翌週にアップグレードを投入する』というようなことはできない」「どのチームにも独自の開発計画があり、それぞれの制約の中で仕事を進めている」今回の発言からは、アストンマーティンがハンガリーGPの大型アップグレードとオランダGPでのホンダ製パワーユニット改良版を重要な転換点と位置付けつつも、その結果次第ではシーズン終盤に向けてさらなる開発を続ける姿勢であることがうかがえる。【関連】・エイドリアン・ニューウェイ アロンソに謝罪「私の責任」 2027年残留も熱望