アストンマーティンは、フェルナンド・アロンソの将来について初めて公の場で見解を示し、チームとして2027年以降も残留を望んでいることを明らかにした。アロンソは2026年末までアストンマーティンとの契約を結んでいるが、今後についてはさまざまな憶測が飛び交っている。アルピーヌ復帰説やF1引退説が報じられる一方で、本人は将来について明言を避け続けている。
アロンソは夏休みまでに決断かそうした状況の中、オーストリアGPを前にアストンマーティンのチーフ・トラックサイド・オフィサーを務めるマイク・クラックが、アロンソの去就について言及した。「1~2年前を振り返れば、彼はここに残ると言ってきた」とクラックはシュピールベルクで報道陣に語った。契約延長を正式に示す発言ではないものの、アストンマーティンが依然としてアロンソを長期プロジェクトの中心人物と位置付けていることを改めて強調する内容となった。一方で、最終的な判断はアロンソ本人に委ねられていることも認めた。「フェルナンドは夏休み頃に決断すると考えている。そして、我々はそれを受け入れるつもりだ」この発言によって憶測が収まるどころか、夏休みが近づくにつれてアロンソの一挙手一投足や発言が、残留、アルピーヌ移籍、あるいはF1引退を占う材料として注目されることになりそうだ。根強く続くアルピーヌ復帰説アロンソの移籍先候補として最も有力視されているのがアルピーヌだ。その背景には、現在アルピーヌで強い影響力を持つフラビオ・ブリアトーレとの深い関係がある。両者はルノー時代にともに2度のワールドチャンピオンを獲得しており、フランスでは両者の再タッグに向けた話し合いが進展しているとの報道も出ている。ただし、それらの情報が事実なのか、それともパドック内の憶測に過ぎないのかは依然として不透明だ。さらにアルピーヌでは、フランコ・コラピントがピエール・ガスリーと並ぶ長期的なレギュラー候補として評価を高めており、2027年以降のドライバー体制も注目を集めている。こうした状況が、アロンソの将来を巡る議論をさらに複雑なものにしている。アストンマーティンは現体制を維持する方針アストンマーティンは、今季ここまでパフォーマンス不足や信頼性の問題に苦しみ、アロンソが上位争いに加われないレースが続いている。スペインGPでは母国レースで予選下位に沈み、決勝でもマシントラブルによってリタイアを喫するなど、厳しい戦いが続いている。それでもクラックは、アロンソとランス・ストロールの両ドライバーに対する信頼は揺らいでいないと強調した。「我々はドライバーたちに満足している。彼らは我々とともに戦ってくれている。そして、この状況への向き合い方には本当に敬意を表したい」さらに次のように続けた。「この件については何度も話してきた。最も影響を受け、最も表に立つのはドライバーたちだ。それでも彼らの対応には頭が下がる思いだ。今後も一緒に仕事を続けられることを願っている」そして最後に、アロンソへの期待を端的な言葉で表現した。「フェルナンドは引退すべきではない。彼はまだ十分に速い」アロンソ本人は依然として将来について口を閉ざしているものの、アストンマーティンは2027年以降もチームに残ってほしいという姿勢を明確に打ち出した。一方で、アルピーヌ復帰説や引退説は依然として消えておらず、アロンソが夏休みまでにどのような決断を下すのかが、今後のF1ストーブリーグ最大の注目点の一つとなりそうだ。【関連】・アロンソが擁護するニューウェイ流 AMR26失敗でも貫く“限界突破”の哲学
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