フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダF1)が2026年F1モナコGPで10位となり、チームに今季初ポイントをもたらした。開幕前にはエイドリアン・ニューウェイ加入と新レギュレーションによる躍進が期待されたアストンマーティンだったが、2026年シーズンは厳しい戦いが続いている。ホンダ製パワーユニットの開発遅れやマシン全体の競争力不足に苦しみ、ランキングでは最後尾グループに沈んでいた。
振動問題は改善されたもののペース不足は解消されておらず、モナコGP予選ではアロンソとランス・ストロールがグリッド最後尾の2台となった。波乱のレースでポイント圏目前まで浮上決勝はセーフティカーや赤旗、複数のリタイアが発生する荒れた展開となった。キミ・アントネッリ(メルセデス)が優勝した一方で、7台がリタイア。ペナルティも相次ぎ、多くのドライバーが順位を落とした。そのなかでアロンソは着実に周回を重ね、チェッカーフラッグ時点では11位でフィニッシュ。ポイント圏まであと一歩という位置だった。ペレスのペナルティで順位繰り上がり当初10位でフィニッシュしていたのはセルジオ・ペレス(キャデラック)だった。キャデラックF1にとっては参戦初ポイント獲得となるはずだったが、レース終盤の赤旗再開時にグリッド位置を誤ったとして審議対象となった。スチュワードは映像やマーシャリングシステムのデータを確認した結果、ペレスの右フロントタイヤがスターティングボックスの外側にあったと判断。標準的な処分として10秒加算ペナルティを科した。ペレスは10位から15位へ降格し、完走者中最下位となった。この裁定によってアロンソが10位へ繰り上がり、アストンマーティン・ホンダは待望の今季初ポイントを獲得した。苦境が続くアストンマーティンに小さな光2026年シーズンのアストンマーティンは、コンストラクターズランキング最下位争いを強いられる苦しい状況が続いている。それだけに、わずか1ポイントとはいえ今回の結果はチームにとって大きな意味を持つものとなった。一方で、チームメイトのランス・ストロールは終盤に路面が損傷していた最終コーナー付近でクラッシュを喫しリタイア。チームとしては明暗が分かれる週末となった。