アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は、2026年F1日本GPで優勝を飾り、史上最年少でドライバーズランキング首位に立った。スタートで6番手まで後退するミスを犯しながらも、セーフティカーと圧倒的なレースペースで逆転。レース後は「スタートは最悪だった」と課題を認めつつ、「ペースは信じられないほど良かった」と勝因を振り返った。
「いい気分だ。でももちろん、まだチャンピオンシップを考えるには早すぎるし、僕たちはいい方向に進んでいるところだ。レースではスタートが本当にひどかった。何が起きたのか確認する必要がある。でもセーフティカーのタイミングには恵まれてトップに立てた。その後のペースは信じられないほど良くて、セカンドスティントは本当に気持ちよく走れた。クルマのフィーリングもすごく良くて、とても満足している」スタートの弱点については自覚しており、改善の必要性を強調した。「幸い3週間のブレイクがあるから、その間にクラッチ操作を練習するつもりだ。今シーズンここは明らかに弱点だし、スタートひとつでレースは簡単に勝てるし負けることもある」序盤で順位を落としながらも巻き返したレース展開については、セーフティカーの影響を認めつつも、純粋な速さに自信を見せた。「セーフティカーには確かに助けられた。でもミディアムタイヤではフリーエアを得た後すごく強かったし、ハードではペースが本当に素晴らしかった。セーフティカーがなければどうなっていたかは分からないけど、間違いなく楽にはなった」スタートで順位を落とした原因については、具体的に説明している。「クラッチを少し深くつなぎすぎたと思う。本来より深くしてしまって、タイヤも少し冷えていたからグリップを超えてしまい、多くのポジションを失った」1周目終了時点で6番手に落ちた状況では強い感情もあったという。「何を考えていたかは言えないけど、すごく怒っていた」それでも勝利の可能性は感じていたと振り返る。「可能性はあったと思う。ただシャルルの後ろではデプロイメントが全く違っていて、オーバーテイクが難しかった。でも彼がピットに入ってからペースがかなり良くなった。セーフティカーにも助けられたけど、それがなければもっと難しかったはずだ」最年少で選手権首位に立ったことについては、慎重な姿勢を崩さない。「まだチャンピオンシップのことはあまり考えていない。もちろん素晴らしいことだけど、まだ先は長い。ジョージはすごく速いし、他のチームも必ず近づいてくる。だから集中して、自分たちのレベルをさらに引き上げ続ける必要がある」今後の課題としてはやはりスタートを挙げた。「クルマ自体はとてもいい。ただスタートは改善しないといけない。今日は完全に僕のミスだった。でも僕とジョージは今シーズンのスタートで少し苦しんでいるし、マクラーレンは明らかにそこが強い。オスカーは僕よりずっと良いスタートを切った。だからこの部分は引き続き取り組まないといけない」さらに2026年型マシン特有の速度差問題についても言及した。「何が起きたかは完全には見ていないけど、前のクルマがかなり動いたのかどうかも分からない。でもこれは大きな問題だと思うし、FIAも改善に向けて動いている。予選でもレースでもね。ただ正直かなり難しい問題だ」
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