アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は、中国GPでF1史上最年少優勝を飾った一方で、左手の靭帯損傷を抱えながら戦っていることを明かした。鈴鹿での木曜メディアデーでは、オーストラリアGPのフリー走行3回目でのクラッシュ以降、続けて装着している手首の装具について説明した。アントネッリによれば、検査の結果、骨折はなく、損傷は靭帯の負傷にとどまっているという。
それでも治癒を助けるために装具を着用しており、中国GPで勝利したこともあって、冗談交じりに「シーズンを通して着け続けた方がいいかも」と笑顔を見せた。アントネッリは、日本GPを前に現在の状態や中国GP優勝後の時間、そして鈴鹿への印象について語った。左手の装具はオーストラリアGPのクラッシュが原因「オーストラリアのFP3でクラッシュしたときのものだ。何も、何も悪いものではない」「運転はできる。なので、それが一番大事だ」「スキャンも受けた。骨は折れていなくて、靭帯の損傷だけだ。でも、治るのを助けるために、これを着けておく必要がある」「もしかしたら、シーズン中ずっと着けていた方がいいかもしれない!」「クルマを運転するときは、これがなくても大丈夫だ。なので、心配するようなことではない」中国GP優勝を経て見えた可能性「お祝いはした。でも、したかったほどはできなかった!」「もちろん、日曜の夜にチームと一緒に祝いたかったが、家に戻るために飛行機に乗らなければならなかった」「月曜日に友人たちといいお祝いの夜を過ごした。レースの後、彼らがサプライズを用意してくれていたんだ。家で僕を驚かせてくれて、いい夜を過ごした」「何かクレイジーなことをしたわけではないが、彼らや家族と一緒に時間を過ごせたのは本当に良かった。その後すぐにイギリスへ飛んで、日本に向けた準備と仕事を始めた」「でも、この瞬間を本当に楽しめていると言わなければならない。もっと大きな休みがあったなら、たぶんもっと楽しめていたと思う。できれば今週末に!」「変わらず同じだ。違いがあるとすれば、この勝利によって、自分たちのポテンシャルや、何を達成できるのかについて、もう少し自覚を持てたことだと思う」「でも、アプローチという意味では、正直同じままでいたい。ここまではうまくいっているから」「もちろん、改善しなければならない部分や、もっとうまくできる部分はある。でも、あまり自分にプレッシャーをかけすぎずに、またいつもの週末として臨みたい。そして基本に集中したい。しっかり走ること、そしてドライビングを楽しむことだ。それはとても重要だ」新舗装の鈴鹿への期待「グリップは信じられないほど高くなると思うし、さらに運転を楽しめると思う」「特にこのクルマでは、ダウンフォースが少し少なくて、少し難しさがある。でも、新しい舗装だといつも本当に楽しい。タイヤデグラデーションが少なくて、たくさんプッシュできるから」「ここは本当に美しいオールドスクールなサーキットだ。もちろん去年の経験もあるし、今年は本当にいい週末になってくれればと思っている」オーストラリアでのクラッシュによる負傷を抱えながらも、アントネッリはそれを大きな問題とは捉えていない。中国GP優勝で得た自信を胸に、鈴鹿では新舗装の高グリップ路面とともに、さらに充実した週末を目指すことになる。