F1トラックデザイナーであるヘルマン・ティルケは、テキサス州オースティンに建設されているサーキット・オブ・ジ・アメリカズの工事は予定通りだとし、建設工事が遅れているとの噂を否定した。バーニー・エクレストンは、2012年のF1アメリカGP開催を疑問に思っていると語ったとされ、インドではサーキット・オブ・ジ・アメリカズに関する様々な憶測が広まった。
その後、バーニー・エクレストンは、懸念はトラックの準備よりもプロモーション会社の問題に対するものだと弁解したが、工事の進捗に関する疑問は解消されないままだった。だが、先週オースティンの自治体は、グランドスタンドやピットビルディングを含む主要な5つの建物の工事を許可。ヘルマン・ティルケは、進捗に満足していると述べた。「作業は進んでいる。現場には数百人の作業員と多くの機械が入っており、これまですべてが予定通りだ」とヘルマン・ティルケは AUTOSPORT にコメント。ヘルマン・ティルケは、サーキット・オブ・ジ・アメリカのレイアウトに興奮しており、先週末インドで成功を収めたブッダ・インターナショナル・サーキットと同様の成果を挙げられると考えている。「オースティンは、自然の高低差と丘を利用できるので有利だ。とても速いサーキットになるだろう」とヘルマン・ティルケはコメント。ヘルマン・ティルケは、サーキット・オブ・ジ・アメリカだけでなく、2013年からF1カレンダーに加わる予定となっているニュージャージーGPの会場にも協力している。ニュージャージーのトラックは市街地に設置されるため、設計範囲は限られているが、ヘルマン・ティルケはF1に相応しいコースになると考えている。「純粋なロードコース、市街地サーキットだ。あるものを利用しなければならないが、本当に素晴らしいものになるだろう」
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