アルピーヌF1は、3月3日(水)にシルバーストンで2021年F1マシン『A521」のシェイクダウンを実施。エステバン・オコンが計画されたプログラムを完了させた。アルピーヌF1は、3月2日(火)に鮮やかなブルーのカラーリングを纏った新車『A521」を発表。翌日、シルバーストンに移動し、A521のシェイクダウンに臨んだ。
初走行の栄誉を与えられたのはエステバン・オコン。2回のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソは、新型コロナウイルスによる渡航制限によって英国に移動できなかった。先週、エステバン・オコンは、ポール・リカールで2018年仕様のR.S.18でテストを実施していた。フィルミングデーのため走行距離は100kmに制限されるが、アルピーヌF1はライブ環境で新車とシステムを評価する黄かいを与えられ、エステバン・オコンも来週のプレシーズンテストに向けてA521に慣れる機会を得ることができた。開始時にサーキットが深い霧に覆われて開始が遅れたことを除けば、A521はトラブルなく走行し、シルバーストンのグランプリレイアウトで合計16周の走行を完了した。「今日は本当に楽しかった」「まず、シルバーストンのようなトラックで再びマシンに乗ることができてうれしかった。それはいつだって特別なことだからね。車は初めて運転するのが気持ちよく、計画通りにプログラムを終えることができた。初めてマシンを運転したけど感触はいい感じだったし、計画していたプログラムを完了させることができた」「今朝は霧によって少し遅れたあったけど、霧が晴れて、コースが乾いてきたら、走行はとても楽しかった。100km以上走れたらいいけど、それが限界だ。笑顔をここを離れるよ」「来週はレースタイヤと温度的にコンディションがより代表的なバーレーンであることを考慮に入れたい。全体として、とても興味深い日だったし、マシンについてもっと知るのが待ちきれない」「新しいカラーは大好きだ。グリッド上で一番カッコいいマシンだ!」アルピーヌF1のエグゼクティブディレクターを務めるマルチン・ブコウスキーは、新車のシェイクダウンはチームにとってシーズンの“マイルストーン”の瞬間のひとつであると述べていた。「いつも特別な瞬間だ」とマルチン・ブコウスキーはコメント。「チーム、シーズンのライフサイクルでマイルストーンとなる瞬間はいくつかある。数週間前にファイヤーアップを実施したが、初めてマシンのエンジン音を聞くのは図面だったプロジェクトに“命が吹き込まれる”ような感じだ。パーツ、注文書のすべてが取るに足りらないものになる。昼夜を問わず取り組んできた何百人もの人々の仕事の結果に突然命が宿る」「マシンがガレージから出て行く次の大きなマイルストーンだ。この新しいビーストがついに完成するのを目ににする興奮だ」。「だが、不安もある。1周目に壊れないだろうか? 速いだろうか? ドライバーは満足するだろう? ドライバーは何て言うだろうと考えるものだ。雨天にならず、良いフィードバックが得られること願っている」これまで、マクラーレン、アルファロメオ、アルファタウリ、レッドブル、ウィリアムズが2021年F1マシンのシェイクダウンを実施したが、メルセデスはプレシーズンテスト前にはシェイクダウンを行わないことを選択。代わりに、テストと開幕戦の間の3月16日にバーレーンでフィルミングデーの1日を使用する。 この投稿をInstagramで見る Alpine F1 Team(@alpinef1team)がシェアした投稿
全文を読む