スクーデリア・アルファタウリのテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントが、2023年F1第22戦ラスベガスGPの決勝レースを振り替えた。角田裕毅はレースの大部分でギアボックスの問題に悩まされ、ソフトタイヤスタートによるチャンスは生かされなかった。スタートでいくつかのポジションを獲得したものの、タイヤが切れた後、チームは彼を長く放置しすぎ、その結果、順位を上げるよりも順位を下げてしまった。
リカルドに関しては、スタートで接触を回避するができたが、周りの選手と競争するペースがなかった。「フロントタイヤのグレイニングが両マシンに大きな影響を与える難しいレースだった。最終スティントでは状況が好転し、マシンからもう少し代表的なペースを引き出せるようになった」とジョディ・エギントンはコメント。「裕毅は最後尾スタートだったため、ソフトタイヤでのレーススタートに賭けたが、当初はこれが功を奏して12番手まで順位を上げることができた。しかし、バーチャルセーフティカーの直後、フロントタイヤのグレイニングが劇的に悪化し、理想的なタイミングよりも早くボックスインを余儀なくされた。残りのレースも同じようなグレイニングの問題に悩まされ、かなりのマネージメントが必要だった。さらにパワーユニットの問題が疑われたため、レース終盤にはリタイアせざるを得なかった」「ダニエルのレースも第1スティントでグレイニングに見舞われたが、ストップ時の調整とハードコンパウンドタイヤへの交換でグレイニングを抑えることができた。タイヤがワーキングレンジに適切に到達したレース後半には良いパフォーマンスを引き出すことができた」「週末を総括すると、このサーキットのセットアップ要件をもっと把握し、マシンからさらにパフォーマンスを引き出すことができなかったことが悔しい。しかし、今夜のレースでセットアップの見直しが必要な部分が詳細に浮き彫りになった。幸い、ウィリアムズはポイントを獲得していないので、コンストラクターズ選手権7位争いは最終戦アブダビに持ち越される。理論的には、今年最後のトラックはここよりも我々のパッケージに合っているはずなので、次の週末にそれを達成する可能性を最大化するために、両ドライバーにもっといいマシンを提供することに今は全員が全力を注いでいる」
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