スクーデリア・アルファタウリのF1チーム代表を務めるフランツ・トストは、F1マイアミGPで11位完走を果たした角田裕毅のレースを称賛した。17番グリッドからハードタイヤでスタートした角田裕毅は、ミディアムタイヤでの第2スティントでバルテリ・ボッタスをオーバーテイクするなどパフォーマンスで順位を上げるが、惜しくも入賞には届かなった。
「まずは、このファンタスティックな会場とイベントを用意してくださった運営チームと観戦に訪れてくださったファンの皆さんに感謝したい。興味深いレースを観戦できたはずだ。マックス・フェルスタッペンが後方からファイトしてまたも素晴らしい勝利を手にした」「我々のレースウィークエンドは最初から苦しい展開になり、予選は15位と17位に終わった。決勝では異なる戦術を用意して、裕毅はハード、ニックはミディアムでスタートした」「裕毅は強力なスタートを切り、ファーストラップで数台をオーバーテイクしたあと、競争力のある素晴らしいレースを見せてくれた。アルボンを2回、さらにはヒュルケンベルグとボッタスもパスして、マグヌッセンからわずか1.3秒遅れの11位でフィニッシュした。また、裕毅は最終盤でストロールを上手く抑えてくれた」「決勝での我々のマシンは予選より遙かに良いパフォーマンスを見せていたと思います。ですので、このあとは予選でのペースを最適化するために何ができるのかを分析する必要がある」一方、チームメイトのニック・デ・フリースは、オープニングラップでランド・ノリス(マクラーレン)に追突してほぼレースが決まった。「ニックのスタートは良かったですが、最初のコーナーでブレーキングが遅れてノリスに接触してしまい、タイヤにフラットスポットができて振動に苦しむようになった。ミディアムからハードに交換したあとは問題なかったが、この接触でレースを落としてしまった。どちらのドライバーもタイヤマネージメントが良かった。これはマシンの全体のパフォーマンスを高めるためには不可欠だ」
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