スクーデリア・アルファタウリのマシンパフォーマンス責任者を務めるギヨーム・ドゥゾトゥが、2023年F1マイアミGPの予選を振り返った。スクーデリア・アルファタウリは、ニック・デ・フリースがチームとの初めてのQ2進出を果たした一方で、角田裕毅はQ1で敗退して17番手という結果に終わった。
「昨日のフリープラクティスから新品タイヤでグリップを得るのに苦しんでいる。徹夜の分析のあとエンジニアたちと興味深い議論をした結果、今日はセットアップを大きく変更して、空力負荷によりフォーカスすることにした」とギヨーム・ドゥゾトゥは語った。「残念ながらFP3はそれでも難しく、両ドライバーはソフトタイヤでのオープニングラップでパフォーマンスを引き出せなかった。そのあと予選に向けて分析と微調整をさらに重ねた。中団争いはかなりタイトになることを予想していた」「Q1はラップを重ねるたびにレーストラックのコンディションが向上していったし、トラフィックも上手くコントロールできたので、両マシン揃ってクリーンなラップを記録できた。そのおかげでニックはQ2へ進出できました。彼のチーム全員のハードワークが報われた」「Q2でのニックはユーズドで1回、新品で1回アタックを試み、我々もまたトラフィックを上手くコントロールできたが、上位進出はできなかった」「裕毅については、3つのセクターを上手く繋げられず、0.5秒以内の差でQ2進出を逃してしまい、フラストレーションが溜まった」「スターティンググリッドにやや変動があったので、明日はいくつかのアクションが期待できる。今夜複数の戦略を分析して、アドバンテージを得てポイントを獲得できるようにしたい。天候も影響するし、天候でチャンスが得られる可能性がある。グリッド後方からのスタートはリスクを負うのが簡単だし、ファイトする準備はできている!」
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