元F1王者ミカ・ハッキネンは、2023年にスクーデリア・アルファタウリが昨年よりも改善すると考えており、そのキーパーソンとして新加入のニック・デ・フリースを推している。昨年、スクーデリア・アルファタウリはコンストラクターズ選手権9位と低迷。2023年にはピエール・ガスリーの後任として、“オールドルーキー”のニック・デ・フリースが角田裕毅のチームメイトとして加入した。
ミカ・ハッキネンは「昨シーズン、アルファタウリは、あまりうまくいかなかった」とUnibetのYoutube動画で語った。「彼らは宿題をこなしたと思うし、今年はもっとうまくやるだろう。もっと良い結果を出せると確信している」「チーム内の人々を知っているが、彼らは優れた人々だ。彼らは非常に経験がある。それに基づいて、私は彼らが今年クルマを改善させるためのソリューションを見つけたと予想している」「レッドブルのシスターチームだ。結果を出す決意がある」ミカ・ハッキネンは、スクーデリア・アルファタウリのドライバーとしてニック・デ・フリースを獲得したレッドブルの選択を称賛する。「チームにニックを連れてきたのは良い決定だった。彼はクレバーな男だと思う」とミカ・ハッキネンはコメント。「彼はクルマについて重要な事実に基づいた多くの情報をもたらすことができる」「彼は『F1で走ることは楽しい』とは言わないだろう。彼は『クルマは十分に良くない』と言うと思う。『これとこれとあれを変更する必要がある』とね」「彼はそうするのに十分にクレバーだと思う」一方で、角田裕毅に対する期待度は低い。「角田は数シーズンを過ごして経験を積んでいる。だが…」「私も何人か日本人がチームメイトだったことがある。彼らはいい奴だったし、とても速かった」「彼は煌めくペースを見えることもあるが、一貫性がない」「彼はシーズンずっとうまくやれるか? 彼のチームメイト次第だろう。ニックが全てのレースで彼を倒すことになれば、深刻な問題になるだろう」「ニックはチームを前進させられるドライバーだと思う」アルファタウリ AT04の印象について角田裕毅が「昨年のAT03と比較すると、明らかに進化を感じます。クルマのバランスを良くするために改善が必要な点は特定しましたが、ポテンシャルは十分にあります」と語ったのに対し、ニック・デ・フリースは「パフォーマンスという意味では何とも言えない」「マシンのフィーリングは昨年とあまり変わっていない。一般的に、ほとんどのチームは何らかの進化を遂げている。主にパフォーマンス向上をもたらす小さなものを探している」と語っている。