2023年に同郷で友人のマックス・フェルスタッペンとF1グリッドに並ぶことになるニック・デ・フリースだが、アルファタウリF1のチーム代表であるフランツ・トストはチームの新しいドライバーが2度のワールドチャンピオンと自分を比較しないことを望んでいる。マックス・フェルスタッペンが2回目のF1ワールドチャンピオンを獲得した後、オランダ人のニック・デ・フリースはスクーデリア・アルファタウリから初のF1フル参戦を果たすことになった。
フランツ・トストは、スクーデリア・アルファタウリの2023年F1マシン『AT4』の発表会で、オランダ出身の2人のドライバーを比較される可能性について質問された。だが、フランツ・トストは、ルーキーであるニック・デ・フリースがそのようなことを考えないことを望んでいる。「彼はただマシンに座り、可能な限り最高の仕事をしなければならない。そうすれば結果はついてくるだろう」とフランツ・トストはRacingNews365.comに語った。「もし彼がマックスを目を向けたり、マックスと自分を比較すれば、それは難しくなるだろう。マックスが非常に経験豊富であることを忘れてはならない。彼は信じられないほどの技術を持ったドライバーであり、信じられないほどのナチュラルスピードを持っている」「最悪なのは、マックス・フェルスタッペンと自分を比較することだ。マックス・フェルスタッペンは、すべてのリソースを備えたレッドブル・レーシングという素晴らしいチームでF1界最高のエンジニアと一緒に仕事をするという非常に特別な環境にいる」2022年のF1イタリアGPで体調不良のアレックス・アルボンの代役を務め、ウィリアムズから1回限りの出場を果たして印象的な走りを見せたニック・デ・フリースだが、フランツ・トストはフルタイムF1デビューに向けて自分の能力に集中することを望んでいる。「ニックは僕らのマシンで可能な限り最高の仕事をすることに集中すべきだ」とフランツ・トストは説明する。「主に、予選で常にQ3に入り、できるだけ多くのポイントを獲得するこために、彼に値するマシンを提供できることを願っている」「そうすれば、彼は自分の目標に到達するだろうし、あとはどうなるか見てみよう」