スクーデリア・アルファタウリのHead of Vehicle Performanceを務めるギヨーム・デゾトーが、2022年F1第8戦アゼルバイジャングランプリの予選を振り返った。週末のスタートから競争力を見せていたスクーデリア・アルファタウリは、2台揃って予選Q3に進出。ピエール・ガスリーが6番手、角田裕毅が8番手でセッションを終えた。
「最後のフリープラクティスセッションは、予選における中団の争いが如何にタイトなものになるかを示していた」とギヨーム・デゾトーはコメント。「5位からから16位までの差は0.5秒をわずかに上回ったのみだ。予選でのチャンスを最大限生かすために5セットのソフトタイヤを使用し、決勝にはハードタイヤを1つだけキープすることを選択した」「Q1は特に激しく、セッション終了の2分30秒前にレッドブラッグが出た。我々はそれをうまくマネージメントし、2台のマシンが力強くやり遂げてくれた」「Q2にはまずユーズドタイヤで挑んだが、非常に順調にセッションがスタートし、このレイアウトで我々のパッケージの競争力を引き続き示すことができた。Q2終盤の新タイヤでの走行中に、裕毅はミスをしてウォールに軽く接触した後、ターン2で奥まで行ってしまった。幸いダメージはなく、走り続けた」「Q3は素晴らしく、中団のライバルたちに競り勝つことができた。ピエールは最後のアテンプトで新しいタイヤを履いたが、調子が上向かず、これは我々が分析して究明する必要がある。裕毅の最後のラップは素晴らしかったが、セッション序盤でミスをした後でのあの走りは決して簡単なことではない」「明日のために強力なグリッドを確保できた。このグリッドから決勝で最大限のポイントを得るために、あらゆる戦略を検討していく」予選を6番手で終えたピエール・ガスリーは「とても嬉しい。今シーズン最高の予選だった」とコメント。「チームにとってこれ以上のことは期待できなかったと思う。今日、2台ともトップ10に入れたことは素晴らしいことだ。 チームは素晴らしい仕事をしてくれたし、マシンも好調で、僕たちにとって本当に強い予選になった」「ここバクーではすべてが可能で、去年は表彰台も獲得している。 このコースはミスを犯しやすいので、普段からレッドフラッグが多く出る傾向にある。なので、前線で起こっていることを利用できる好位置からのスタートだと思う」「他のチームはハードタイヤが2セットあるのに対し、僕は1セットしかない。どうするべきか戦略を考える必要があるけど、今日は全体的なパフォーマンスにとても満足している」8番手で終えた角田裕毅は「良い1日でした。今日の予選にとても満足しています」とコメント。「Q3に進めたのは少しラッキーでしたが、ユーズドタイヤで走ったことを考えると、良いラップだったと思いますので、今日のパフォーマンスに満足しています。 チームとしても素晴らしい仕事をしたと思いますので、チームの全員に心から感謝したいです」「このパフォーマンスを明日につなげたいと思います。2台揃ってポイント圏内でフィニッシュすることを目指します」
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