フェルナンド・アロンソ 「アプローチは変わらない」

「僕はオーストラリアGP以来となるチャンピオンシップ首位に返り咲いた。でも、今のポイントシステムとギャップを考えると、順位にそれほど大きな意味はない。状況が目まぐるしく変わった韓国でわかったように、1レースだけで変わってしまう。それでも、常に後ろにいるよりは先頭にいる方がいいね！ 目標達成が手中になって少し穏やかでいられるけど、僕たちがアプローチを変えるようなことはない。全力を尽くさなければならないし、決戦にむけてあらゆるポテンシャルを最大限に生かさなければならない。唯一の違いは、あまり数字について考えずにライバルの前にいられることくらいかな」「シーズン後半の統計は興味深い解釈ができる。7レースで133ポイントを獲得したけど、そのうち90ポイントは最後の4レースでのものだ。シーズンがホッケンハイムからスタートしていれば、最高だったかもしれないね。でも、僕たちは特別になにか作業方法を変えたわけではないんだ。僕たちはただスタートからフィニッシュまで力強い週末を繋ぎ合わせることができた。でも、序盤はいろんな理由でそうはならなかった。後半になるまで、結果に関して僕たちには一貫性が欠けていた。クルマは、サーキットからサーキットまで異なるレベルで常にそれなりの競争力があった。実際には後半もそれは変わらない。でも、僕たちがここ3カ月にわたってパフォーマンスレベルを大きく改善させてきたのは間違いない」「インテルラゴスは、路面特性だけでなく天候も非常に変わりやすいこともあって、ここ数年間、非常にエキサイティングなレースを生んできた。それはとても重要なファクターになるし、可能な限りベストな方法であらゆるシナリオに取り込む準備をしておくことが必要だ。ラップがかなり短いので、いつもよりタイムが近くなると思うし、コンマ1〜2秒のなかに7〜8台のクルマがいることになるので、わずかなミスも犯せない。すべてを完璧に行う必要がある」「理論的にはまだ5名がタイトルを争っているけど、バトンがトリッキーな状況にいるのは明らかだ。正直、僕たちの間にはあまり大きなポイント差はないし、3年前どのような結末になったかをみたけど、実際彼の前には4人もドライバーがいるわけだし、彼らの誰もポイントを獲得しないことは想像できない」「ここは僕が2005年と2006年に2つのタイトルを決めた場所なので、当然このトラックには素晴らしい思い出がある。サンパウロに行くたびに特別な気持ちになるし、雰囲気は本当に素晴らしい。“2度あることは3度ある”ということについては考えたくはない。理論的には可能性があるけど、僕にとっては重要ではない。他のすべてと同じように今回のグランプリに取り組みたいし、地に足を付けて集中し、ミスをせず、ライバルを倒すために良い仕事をしたい。以前もいったけど、もう一度追いうよ。計算するのはアブダビが終わってからだ」