フェルナンド・アロンソの去就が2027年F1移籍市場を左右する可能性が浮上した。フランスメディアは、アロンソのアルピーヌ復帰が実現すれば、カルロス・サインツJr.のアストンマーティン移籍、フランコ・コラピントのウィリアムズ復帰へと連鎖する「ドミノ移籍」が起こる可能性を報じている。
さらに、リアム・ローソンやエステバン・オコンの去就も不透明で、2027年シーズンに向けたドライバー市場は夏休み期間中に大きく動き出す可能性がある。アロンソのアルピーヌ復帰説が再燃最も注目を集めているのはフェルナンド・アロンソの去就だ。複数の日本メディアによると、アロンソは2027年からアルピーヌへ復帰する可能性があり、同チームの将来のタイトルスポンサーになるとされる高級ブランド「グッチ」が、2度のF1ワールドチャンピオンの年俸負担を支援する可能性もあるという。一方で、アロンソ本人は「F1を続けるならアストンマーティンに残る」と繰り返し語っている。ただし契約には成績に関する解除条項が含まれているとされ、一定の条件を満たさなければ離脱できる可能性も報じられている。アルピーヌへ移籍すれば、長年の盟友であるフラビオ・ブリアトーレとの再タッグが実現し、ワールドタイトルを獲得したチームで4度目の挑戦となる。スイス紙『Blick』のベテラン記者ロジャー・ブノワは、次のように断言している。「ピエール・ガスリーのチームメイトとなる新ドライバーはフェルナンド・アロンソになるはずだ」さらに「これ以上ないほど完璧な締めくくりになる」と付け加えた。もっとも、アストンマーティンはハンガリーGPで投入したAMR26Bによって大きく競争力を改善し、さらにザントフォールトではホンダの新型パワーユニット投入も予定されている。プロジェクトが好転し始めたタイミングで離脱するのかという疑問も残る。サインツJr.とコラピントにも影響アロンソがアルピーヌへ移籍した場合、影響を受けるのがカルロス・サインツJr.とフランコ・コラピントだ。アルピーヌはコラピント側に対し、他チームの可能性も探るよう伝えたとされ、マネジメントはウィリアムズ復帰に向けた協議を再開したという。ただし、そのシナリオはサインツJr.の決断に左右される。サインツJr.は夏休み中にウィリアムズ首脳陣と将来について話し合う予定であり、チームの中長期的なビジョンを確認した上で去就を決める考えを明かしている。「夏まで待って、チームと腰を据えて話し合いたい」「ジェイムス(・ボウルズ)やチーム全体と、チームの将来、そして僕自身の将来について話したい」元F1ドライバーのマーティン・ブランドルは、サインツJr.が競争力の低い状況に長く留まるべきではないとの見方を示した。「彼のキャリアは停滞している。まだ若いとはいえ、このタイミングで理想的な状況とは到底言えない」3チームを巻き込むドミノ移籍の可能性もしアロンソがアストンマーティンを離れれば、その後任候補の筆頭はサインツJr.とみられている。その場合、アロンソがアルピーヌへ移籍サインツJr.がアストンマーティンへ移籍コラピントがウィリアムズへ復帰という3チームを巻き込む大型のドミノ移籍が実現する可能性がある。2027年のドライバー市場を左右するシナリオとして、今後の夏休み期間中の動向が注目される。ローソンやオコンの去就も不透明移籍市場では、他にも複数のシートが動く可能性がある。レーシングブルズのリアム・ローソンは、自身の将来について「何も分からない」と認め、夏休み中にチームと話し合いが行われる見通しだ。一方、ロジャー・ブノワはハースが今季限りでエステバン・オコンと決別するとも報じている。オコンはチームメイトのオリバー・ベアマンに大きく後れを取っており、この結果を受けてフェラーリ育成のラファエル・カマラが2027年にハース昇格を果たす可能性があるという。なお、フェラーリはFIA F2王者レオナルド・フォルナローリではなくカマラを推しているとされる。ハースの最終判断次第ではあるものの、ブラジルからのスポンサー資金もチームにとって大きな後押しになるとみられている。