フェルナンド・アロンソは、インディカーのスターであるアレックス・パロウが、もしF1で走る機会を与えられれば「非常に早く適応できる」と考えている。先週、インディスター紙が「レッドブルが来年、結果を出せていない角田裕毅の後任として、4度のインディカー王者であるパロウを起用する可能性がある」と報じたことで、パロウのF1移籍の噂が再燃した。
しかし、パロウの所属チームであるチップ・ガナッシ・レーシングはすぐにその噂を「クリックベイト」だとして否定。本人も「インディカーに残ることで何も失ってはいない」と語っている。現在のF1グリッドで、F1とインディカーの両方を経験しているのはアロンソだけだ。アロンソは2017年から2020年にかけてインディ500に3度出場している。2度のF1王者であるアロンソは、同胞のパロウがグランプリレースに移る準備はできていると考えているが、その習熟度はどのようなマシンを与えられるかにかかっていると警告した。「確かにチャレンジだ」とアロンソはCrash.netを含むメディアに語った。「F1には確立されたドライバーやチームがいて、サーキットなどもある。だが彼には才能があり、非常に早く適応できるレベルにある」「最終的には、どのクルマを持っているかにかかる。もしグリッド後方なら、そのカテゴリーに適応できていないように見えるし、いくつかのことに苦労して、何とかしようとオーバードライブしてしまうこともある。だが、速いクルマに乗っていれば、すべてが少し簡単になる」「間違いなく彼はF1レベルにあると思う。もしチャンスを得られるなら、僕もとてもうれしい」パロウは現在インディカーでキャリアの絶頂期にあり、ポートランドで2戦を残して4度目のタイトルを決めたばかりだ。28歳の彼は6月に自身初のインディ500優勝も果たしており、これまでオーバルで勝利経験がなかったドライバーにとって大きな突破口となった。パロウはインディカーでガナッシと長期契約を結んでいるが、契約にはF1のチャンスがあればチームを離れられる解除条項が含まれているとされている。もし自分がパロウのマネージャーならどんなアドバイスをするかと問われたアロンソは、冗談めかして答えた。「僕はすでにマックス(フェルスタッペン)やメルセデスについても言ったけど、もしアドバイスが欲しければ、僕のメールはいつでもオープンだよ」
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