フェルナンド・アロンソは、今後F1で再びルイス・ハミルトンとチームメイトになることがあれば、今度は友好的な関係を楽しめるはずだと考えている。 フェルナンド・アロンソとルイス・ハイルトンは、2007年にマクラーレンで関係が悪化。それにより、ロン・デニスと決裂したフェルナンド・アロンソはその年の終わりにたった1年で契約を解消して移籍している。
だが、近年は当時の関係とは異なり、お互いに対してしばしば尊敬の念を口にしている。 あれから9年が経ち、マクラーレンに戻ってきたフェルナンド・アロンソは、今ならハミルトンと仲良くやっていけると述べた。 「きっと違ったものになると思う」とフェルナンド・アロンソはコメント。「僕も成熟したし、彼も成熟した。ある意味、チーム側も全ての状況に対処する備えができている」 「いつか僕がルイスのチームメイトになることがあれば、大きく違ったものになるだろう。僕たちは学び、全く違う人間になったからね。今はもう・・・余計なところで勝利にストレスを感じる必要がなくなった。それはお互いのことを尊敬しているからだ」 「みんなが僕たちに敬意を払ってくれているし、僕たちはそれとはまた違うレベルの敬意を持って、自分にできる最速の走りをするだろう」 フェルナンド・アロンソは、自分とルイス・ミルトンが同じマシンで戦うことがあれば、見ている側も楽しんでくれるはずだ考えている。ただ、それは彼らがコンペティティブなチームに所属している場合に限るとフェルナンド・アロンソは語る。 「みんな大喜びしてくれるだろうね。でも、それはチームがコンペティティブな場合だけだ。マクラーレンでのジェンソン・バトンと僕のケースと同じだ」とフェルナンド・アロンソはコメント。「今の僕たちは強いチームになったし、重要なことのために戦うことができるようになった。でも、クルマがコンペティティじゃないと無名のまま週末を過ごすことになる。到着して、レースをして、去るだけだ。素晴らしい予選ラップを見せても、予選でミスをしてQ1落ちしても、誰も気づいてはくれない」 「今年の僕たちはいくつかミスを犯した。バクーでは、まずまずの競争力けど、トラフィックによって予選で14番手と15番手だった。それに気づいた人がどれくらいいる? たぶんいないよね」「ワールドチャンピオンを戦っている以外の人たちは、週末の間ほぼ無名だ。ビッグネームやチャンピオンが勝利を争えば、F1も、ファンも、誰もが喜んでくれるとは思う。でも、このスポーツのDNAとして、1チームしか勝てないようになっているので、それはたぶん不可能だろう」 ルイス・ハミルトンとフェルナンド・アロンソのコンビは魅惑的だが、メルセデスは2018年までルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグの両名と契約を結んでおり、全ての話は仮定に過ぎない。だが、噂されるジェンソン・バトンの離脱が現実になれば、フェルナンド・アロンソは2017年に再びマクラーレンの生え抜きであるストフェル・バンドーンとコンビを組む可能性がある。 フェルナンド・アロンソとマクラーレンの育成ルーキーの組み合わせは、かつてのフェルナンド・アロンソとルイス・ハミルトンのラインアップと明らかな類似性を持っているが、1つ大きな違いがあるとアロンソは主張する。 「2007年はかなり特殊な状況だった。ルイスはとても小さい頃からずっとマクラーレンに守られてきて、プログラムの一部となっていた。さらにとても速かったんだ。クルマもコンペティティブだったし、僕たちがチャンピオンシップを争うなんて誰も予想していなかった・・・加えて彼はイギリス人だ。ストフェルはイギリス人ではない。その違いだけで十分だと思う」
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