フェルナンド・アロンソが、マクラーレン・ホンダ加入についての決意を語った。マクラーレン・ホンダは11日(木)に2015年の体制を発表。フェラーリを離脱したフェルナンド・アロンソをレースドライバーに起用することが正式に発表された。フェルナンド・アロンソは2007年にマクラーレンに所属しており、8年ぶりの復帰となる。
フェルナンド・アロンソ僕はこれまでもアイルトン・セナに対する深い称賛を隠してはこなかった。僕の大好きなドライバーであり、トラック上での僕のアイドル、そして、僕のリファレンスだ。まだ子供の頃にワードロープにポスターを貼っていたこと、いつかアイルトンみたいになりたいと夢見ておもちゃのクルマに乗っていたこと、父親が姉のために組み立てたカートに夢中になったことを思い出す。そのカートは、アイルトンが走ったクルマ、F1史上最も伝説的なパートナーシップのひとつであるマクラーレン・ホンダのカラーリングが施されていた。今、同じパートナーシップに自分が加わり、次のF1世界選手権に参戦することを光栄に思っている。僕は大きな熱意と決意を持ってこのプロジェクトに加入した。僕たちが目指している目標を達成するのに時間がかかるかもしれないことはわかっているけど、僕にとってそれは問題ではない。この1年間、いろいろなオファーを受けたし、それらには本当に魅力的なものもあった。最近のいくつかのチームが示していたパフォーマンスを考えても興味深いものだった。でも、1年以上前、マクラーレン・ホンダがコンタクトを取ってきた。そして、彼らのパートナーシップの復活に参加するようにとても積極的に話をしてくれた。長い間、F1を支配したパートナーシップだ。マクラーレン・ホンダの復活、オープンな願望、それを実現するための忍耐と決意、僕がそのエキサイティングなパートナーシップに加われることは、この決断をした主な要因のひとつだ。もちろん最も重要なファクターがあるけどね。僕たちは共通の目標と期待を共有しているし、そこには非常に堅実な未来がある。自信もある。マクラーレンとホンダのあらゆる上層部の人々と徹底的に議論を重ねてきた。英国と日本の両方で彼らの素晴らしい施設を見せてもらった。マクラーレンとホンダが一緒に長く成功したパートナーシップを開始しようとしていることは明らかだ。そして、僕はその手助けをするために100%の努力をするつもりだ。最後に、これを実現するためにとても激しく戦ってきた人々の粘り強さに感謝したい。みんなのため、そして、チームのために僕の持っているパワーの全てをつぎ込むつもりだ。努力、犠牲、忍耐、そして信頼という、僕がずっとやってきたやり方でね。僕たちには時間があるし、僕たちには希望がある。そして僕たちには必要なリソースがある。伝説を蘇らせよう。それが僕たちの挑戦だ。関連:マクラーレン・ホンダ、2015年のF1ドライバーラインナップを発表