フェルナンド・アロンソは、最終戦アブダビGPまでに自身の将来を決めなければならないとの報道を否定した。フェルナンド・アロンソは、今シーズン末でフェラーリを離れるとみられており、2015年に残されたオプションは少なく、マクラーレンと契約間近だとの噂が絶えない。
だが、今週、マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエが、アブダビまでに決断が必要だと発言している。「どんなことに関しても最終期限などというものはない」とフェルナンド・アロンソは述べた。「ある時はマクラーレンが何かを言う。先週はロータスとジェラルド・ロペスが僕と将来のことを話していると述べた。それは事実だけど、F1についてではない。一緒にやるかもしれない別のプロジェクトについてだ。でも、それはビジネスサイドのことでF1のことではない」(アロンソは後にそれが“自転車”に関するプロジェクトだと認めた)「噂は毎日出てくる。今日も僕がマルシャを1ドルで買ったってニュースを見たよ。そんなわけないでしょ! いつだって同じだ。でも、最も重要なのは、日本でも述べたけど、僕は2〜3カ月前にある決断をして、それに従って動いているということだ。それは近いうちに明らかにしたいと思っている」これまでフェルナンド・アロンソは、フェラーリと自分自身にとってベストな選択をすると強調している。フェラーリを去ることがどうしたらベストな選択になるのかと質問されたフェルナンド・アロンソ「もし、彼らが新しいモチベーションを必要としていて、これからより少ないプレッシャーの下で働くことが必要だと思えば、それは理解する」と答えた。今年はメルセデスがシーズンを席巻したが、2015年はどのチームが有利になるかはわからないとフェルナンド・アロンソは語る。「外から見た状況ではそれほど明らかではない。今はメルセデスが優勢だし、みんなは彼らが来年もそうなると考えている」「たぶん、僕たちは、去年もチャンピオンシップに勝って、終盤に9連勝したレッドブルがそうなると考えていたはずだ。でも、今年、彼らは冬季テストで5周しかできなかった」「毎年、状況がどう変化するかなど誰にもわからない。プロジェクトを研究して、展望を見据えて、一つの方向を進まなければならない。でも、それは今のプライオリティではない。今は75人の人々が日曜日に良い結果を出そうと懸命に2台のクルマに取り組んでいる。それが何よりも重要なことだ。僕のプライオリティは、過去も現在も未来もフェラーリだ。今は話すときではない」「F1は複雑なスポーツだ。1年後の各チームのパフォーマンスは誰にもわからない。可能性から判断するしかない。自分のだいたいの行き先を選択できる僕はとてもラッキーだ。多くの場所でドアは開かれている」「僕たちはいくつかの小規模チームの苦悩を見てきた。中には今もまだシート争いをしているドライバーもいる。僕にはそのような悩みがなくてラッキーだと感じている。自分で行きたい場所を選べるんだからね」「数カ月前に僕が1つの方向を選んだとすれば、それはその方が良いと感じたからだ。決して100%ということはないけどね」関連:マクラーレン、フェルナンド・アロンソに最終戦までの決断を迫る
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