アルファロメオF1は、チーム代表を務めるフレデリック・バスールが新型コロナウイルスの検査で陽性であったため、プレシーズンテストを欠席することを発表した。F1バドックのすべてのメンバーは、定期的に新型コロナウイルスの検査を受ける必要がある。陽性反応が出たフレデリック・バスールは無症状であり、すぐに自己隔離し、2日後の再検査では陰性だったという。
それでも、フレデリック・バスールは、プレシーズンテストの会場となるバーレーンには移動せず、自宅でリモートで職務を行うという決断を下した。「バスール自身、チーム、すべての競技者、そして、コミュニティ全体の安全のため、そして、フランスの規制のため、地方自治体の要請に応じて、バスールはバーレーンに旅行せず、今後7日間、自宅から運営を継続する」とアルファロメオF1は声明で述べた。「バスールはテスト期間中、完全に稼働し、ガレージに接続される。副チームプリンシパルは指名されない。今週の運用にそれ以上の影響は予測されない」フレデリック・バスールは、F1パドックで12番目に新型コロナウイルスに感染した有名な名前であり、トト・ヴォルフとサイモン・ロバーツに続く3人目のチームプリンシパルとなった。ただし、2021年シーズンが進むにつれて、新型コロナウイルスの感染ははるかに定期的ではなくなる可能性がある。バーレーン・インターナショナル・サーキットは、すべてのF1関係者に予防接種をオファーした。F1自体はそれを断ったが、フェラーリF1はオファーを受け入れた。Gazzetta dello Sport によると、フェラーリのチームメンバーはすでにファイザー社『BioNTech』ワクチンの2回のうちの最初の1回を接種し始めており、2回目目のジャブは帰国前に投与されるという。また、「メルセデスは従業員に同じ機会を提案しており、外出中のチームの多くは予防接種を受ける」と報じた。シャルル・ルクレールはすでに一度陽性となっており、すでに抗体を持っているのでワクチンの対象とはならない可能性があるが、カルロス・サインツはワクチン接種を受けることになるかもしれない。