FIA(国際自動車連盟)は、F1ドイツGPのペナルティに対するアルファロメオ・レーシングの抗議を却下。レース結果が確定することになった。雨で波乱のレースとなったF1ドイツGPで、キミ・ライコネンとアントニオ・ジョビナッツィはそれぞれ7位と8位でチェッカーを受けたが、レーススタート時のクラッチのセッティングに違反があったとして30秒が加算され、トップ10圏外に降格した。
FIAによると「ドライバーがクラッチをリリースする際にクラッチのトルクが(特定の範囲内で)トルク要求に合致することを要請しおり、それは70ミリ秒以内でなければならない」が、キミ・ライコネンは“約200ミリ秒”、アントニオ・ジョビナッツィは“約300ミリ秒”と測定された。キミ・ライコネンとアントニオ・ジョビィナッツィには、ドライブスルーペナルティの代わりに30秒のタイム加算ペナルティーが科せられてポイント圏外に降格。ロマン・グロージャン、ケビン・マグヌッセン、ルイス・ハミルトン、ロバート・クビサを昇格していた。アルファロメオ・レーシングは勝訴する意思を通知し、FIAは9月24日(火)にパリで裁判を行ったが、抗議は却下された。「裁判所は、当事者の意見を聞き、提出物を検討した後、控訴を容認できないと宣言することを決定した」これでウィリアムズにとって今季唯一の得点となるロバート・クビサの1ポイントが確定するとともに、ルイス・ハミルトンのバルテリ・ボッタスに対する65ポイントのリードが確定した。