アルファロメオ・レーシングのF1チーム代表フレデリック・バスールは、F1フランスGPで連続ノーポイントに終止符が打たれたものの、問題はまだ解決していない可能性があるため、“落ち着いたまま”でいなければならないと語る。アルファロメオ・レーシングは4月末のアゼルバイジャンGP以降ノーポイントが続いていたが、F1フランスGPではキミ・ライコネンが8位でフィニッシュ。ダニエル・リカルド(ルノー)にペナルティが科せられたことで、最終結果は今季のベストリザルトと並ぶ7位となった。
「チームとして素晴らしい気分だ。ポイント圏内にいないときもプッシュしているからね」とフレデリック・バスールは Autospport にコメント。「ペースがあってもミスをしてしまったこともあるので、少しフラストレーションを感じていた。なので、戻ってこれたのは素晴らしい気分だし、仕事のためには良い報酬だ」しかし、フレデリック・バスールは、チームが以前の状態の喪失の背後にあるタイヤの問題を解決したとは確信していないと認める。「日曜日の夜に理解できている感覚を持つこともあるが、次の金曜日になるともうそこにはいない」とフレデリック・バスールは語る。「落ち着いて、気楽に構えて良い分析をしていかなければならない。これまで我々が抱えていた問題や疑問をすべて解消できたかどうかはわからない」「今後、いくつかのアップデートが入る。オーストリアでも小さいアップデートが入り、シルバーストンでは大きいアップデートが投入される。ドイツで小さなアップデート、ブダペストでは大きなアップデートが入る」アントニオ・ジョビナッツィは、F1フランスGPでQ3進出を果たしたが、Q2にソフトタイヤを使用した2人のドライバーのうちのひとりだったため、レースでは苦戦を強いられて16位でフィニッシュ。それでもフレデリック・バスールはジョビナッツィのパフォーマンスは励みになるものだったと語る。「ソフトでスタートするのは難しかったし、彼はシークエンスから外れていた」とフレデリック・バスールは認める。「だが、我々は彼がQ3に進出したという前向きな点に留意しなければならない。ペースを上げるのには時間がかかるが、予選で良い仕事をすることができれば、次のステップは残りを調整するだけだ。9番手もしくは10番手がソフトというのは、おそらく最悪の状況だった」「彼が他と同じタイヤでQ3に進出することができれば必ずしもそうはならなかっただろう」